ようやく基本のお話です。
私がいろいろ学んだ結果思った、お茶をいれるときに最低限これは守ったほうがいい、と思うこと。
それは、
・お湯の温度
・お湯と茶葉の量の関係
・蒸らし(時間とふた)
です。
それぞれ、お茶葉によっても違うし、好みによっても変わります。
なので基本と、調整の仕方を覚えて、あとはトライ&エラーで自分の好みを探す、
というのがいいと思います。
●お湯の温度
温度はだいたい、茶葉の種類によってかわります。
目安は、
紅茶: ぼこぼこに沸騰したもの。確か、90度を超した湯温が必要
中国茶: 烏龍茶系:ぼこぼこに沸騰したもの
緑茶系・白茶系: 一度沸騰した湯をさましたもの
日本茶: 緑茶系:基本的に1煎目は60度ぐらい、2煎目は80度、3煎目はあつあつをといわれている。(玉露はもっとさげる)
ほうじ茶:あつあつをいれましょう
というところです。
いちおう、一般的に、
温度があがると香りが豊かになる
温度をさげると旨みが強くなる
といわれています。
科学的に何度以上じゃないと、○○の成分は出ないとかそういう話はありますが
(紅茶なんかは好みでさげすぎると全然おいしくなくなるかも。ジャンピングが重要なので)
日本茶なんかはほんとに好みでかえるといいと思います。
●お湯と茶葉の量
お湯の茶葉の量の関係がわかると、いれる器によってかえることができます。
これまた茶葉によってかわるんですけど、目安を覚えて、そこから増減して好みの
量をさがすのがいいと思います。
紅茶:一人分がティスプーン一杯分。キャディスプーンを使うと便利です。
ポットによってどれぐらい入るかかわります。私はボダムのアッサムというポットを使っていますが
あれで、キャディスプーン2杯ちょいぐらいが好みですね。
中国茶: 急須にひとわたりが基本。
日本茶: 同じく急須にひとわたりが基本。
この2つは、急須の大きさで量が左右されます。だいたい底にひとわたり並んで入るぐらいの量
が基本です。ただし、茶葉の形によって大きいものの場合は少し量を多くするとか、
そういう調整は必要です。
と、こういう感じです。あとは飲んでみて、濃いと思えば茶葉の量をへらしてみればいいし、
薄ければふやしてみればいいと思います。
●蒸らし
蒸らし時間もいろいろあるんですが。
紅茶:2分を基本にして、そこでテイスティングして決めます。
大きい茶葉の場合は3分とか4分とか必要な場合がありますが、
いずれにしても、はじめていれる茶葉の場合は2分でひとくち飲んでみます。
(そして、たいてい2分にしてしまう。笑)
中国茶:フィーリングで。(笑)
いや、もし、素焼きの茶壺を使っている場合は、お湯をまわしかけた後に
茶壺の口にぷっくりと出ているお湯がすーっとひいた瞬間に茶海にあけます。
(これは台湾の和昌茶荘で習ったやりかた。私にはこれがあってます)
だいたい30秒ぐらいですね。あとは好みで。
中国茶の場合、何煎も飲むとまたかわっていくので、前回うすかったらちょっと
長くしてみるとか、そういう風に調整しています。渋かったら減らすとか。
日本茶:2分、1分、すぐ、の順ですね。日本茶はだんだんと時間を減らしていきます。
最初は低い温度でじっくり、という感じ。熱いお湯をいれた場合は短い時間で
注がないと渋くなります。
以上を目安にして、それぞれの茶葉にあった時間をさがしています〜。
ところで、最初の方に「ふた」って書いたんですけど、これは私がこだわるもう1つのこと。
蒸らす際には、ふたがあったほうがいいです。香りが逃げないとかいろいろ理由はあると
思いますが、たとえマグカップでも、ソーサーで蓋をするとかしています。
できれば、ポットでいれられるといいなと思っています。
ティバックも、ちゃんとふたをして上の基本を守るとおいしく入ります♪
---
ということで、こういうことを守りながら、時間によってアレンジをして楽しんでいます♪