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2006年06月13日

[Musical]Never Say GoodBye(宝塚宙組公演)

ということで、観劇三昧な今月。
宝塚の宙組公演にいってきました。
6/1にも見ているので2回目ですが。
今回は、和央ようかさんのサヨナラ公演。ついにずっとみてきた彼女も宝塚を卒業です。
さ、さびしい……ということで、いつもは一公演一回ぐらいの私なのですが、
この公演だけは、通うことを決めました!
……ということで2回目なのです。

今回は、一幕もののオリジナルなミュージカル。
スペイン内戦を舞台にカメラマンの男性と劇作家の女性がその状況に巻き込まれ……
人生の真実の瞬間をみつけていく、という話。
歌が、ジキルとハイドのミュージカルの音楽を作った人の曲なので、とてもすてきな
曲が多いし、みんなのこの舞台への熱意もすばらしいです。
歌も安心してきくことができるしね。(笑)

しかし、歌詞がまたいいんです。さわやかなサヨナラにふさわしい……
このミュージカルはぜひ、普通に外部でもやっていただきたいぐらいのいい話です!

ということで、以下、ネタバレ感想は追記で。

-----
ということで、再びネタバレマニアック感想。



















といことで。

今回、とてもいい話で(前回の宙組公演とは比べ物にならない!)サヨナラにふさわしい演目に
なりました。一安心。

ジョルジュ役の和央さん、自然体のかっこいい男性役です。さらっとしてて、でも熱いものももっていて。
カメラマンということで、写真に関するいろいろがでてくるんですが、これまた、ちょっとおもしろいです。
(いつもカメラをもっているんですが、何のカメラでしょう?)
イメージとして、ブレッソンとかロバートキャパみたいなカメラマンなのかな?と思うんですが、
内戦を通して人生の意味をみつけていく……
歌も踊りもすてきです。最後、すがすがしく、戦地におもむくところとかが、
そのままサヨナラに重なってしまいます。

キャサリン役の花ふささん、いつもとちょっと違う感じ?地味です。かなり。
ラジオ局の場面の歌は本当に心が入って歌っている感じ。
いつもより喜怒哀楽がさらにすごくて、悲しいところでは本当に泣いてるし。
でも、和央さんと一緒のとき、本当にうれしそうでした。
最後のばらばらになるところのせつなさ、苦しさも……

ジョルジュの友達、ヴィセント役の大和さん、すごくよかったです。
マタドールとかいわれるとほんと、スペインでみたマタドールを思い出します……
ひたすらかっこいい、ひたすらラテンな感じ!
(余談ですが、ラスト、羽を背負っておりてくるんですけどちょっとせつない……
どうしてこのままトップにあがらないんでしょう……)

あと、敵役のアギラール役の遼河さん、かなりよかったです!
この役がしっかりジョルジュと対峙してくれないと物語が全然魅力的じゃなくなる
のですが、これがすごく濃い感じで!歌もなんとかかまさずいけてるし、
雰囲気がすごくよく出ていました。
(いや〜な感じとか!)
いや、かっこいいんですけどね。

そして、歌がそれぞれよかったです。ほんと。曲をちゃんと覚えたくなってます。(笑)
これは名作です。そして今のメンバーにぴったりです。

余談ですが、スペインのいろいろな地名とか、サクラダファミリア7とか出てきたりして
なんだかイメージが余計に膨らんでおもしろかったです。
(去年のスペインを思い出します〜)

ということで、後何回いかれるかわからないんですが、毎回、あらたにいろいろ
発見したりよりわかっていくような気がします。(笑)

投稿者 satsuki : 23:49 | トラックバック

2006年06月08日

[Musical] Me & My Girl

ついについに!私がもっとも好きなミュージカル、ミーアンドマイガールがはじまりました!!
実は、どうしてもどうしてもみたくて、帝劇のグループ観劇にもまわりを巻き込み
申し込みをした私。その観劇はもうちょっとあとなのですが、どうしてもいてもたってもいられず、
一足お先に一人で観劇してきました!

思い入れがかなり強い作品なので、生半可なキャストでは観られない!と思っていたのですが、
今回はメンバーをみてこれだ!と思い……
そして、実際に観て、予想以上によかったので大感激!!!!でした。
もう、みんなに観て観て!といいたい!!!
これ以上のキャスト、今はもうないよ、というぐらい、みんないいですよぉぉぉ!!

ストーリーは、マイフェアレディの男性版とよく言われますが、下町育ちのビルはある日自分が
伯爵家の跡取りだといわれて、貴族にふさわしくなるように教育を受け……というコメディです。

とにかく全体が明るい!曲も覚えやすいし、開演前からいろいろイベントがあっておもしろいし。
出てる人みんなが歌も踊りもよくて……ラストのランベスウォークはぜひフリを覚えて一緒に
踊ってもりあがってほしい!!

詳細はコチラへ!帝劇のミーマイのページです。(いきなり音楽なるんで気をつけてください。)

ぜひぜひ、一人でも多くの方(特に、今までミュージカルをみたことがないという方にもオススメです!)
に観ていただきたい!!

以下興奮さめやらぬネタバレマニアック感想は追記にて!

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ということで以下ネタバレ感想。
今、相当興奮状態なので、長いです!!
















のっけから個人的なことで申し訳ありませんが、実は今日はものすごい夢のような
席で観劇しました。Yuminさん、本当に心から感謝しています!!!!
前から2列目、通路真横!!
こんな前でみたことなんてほとんどないよ!っていうぐらいすごい席です。
しかも通路。ミーマイでは通路は非常に大事!
一幕、二幕ともにラストは客席にみんながおりてくるのです!!
私、さらにラッキーなことに、井上さんが目の前な側でした。
#あ、興奮して書き忘れていましたが、主人公のビルは井上芳雄さん、
#恋人サリー役は笹本玲奈さんです……

私の前の最前列の方は、一人は、井上さんがひざにすわり、もう一人は
ラストのランベスウォークで井上さんと一緒におどって「いいじゃん!」って
ほっぺにタッチされながら、ほめられてました!うひょぉ〜!

……はぁ、はぁ。落ち着け自分。(笑)

さて、今回は、本文にも書きましたが、最高のキャストだと思います。
宝塚初演に並ぶ、名キャスト陣になったと思います。

ビルの井上さん、歌も踊りも最高だし、今まで王子様やシリアスな役が多かった
けれど、コメディもいけますねぇ。おもしろかったです。もちろん踊りもいいけど、細かいところが
おもしろかったです。
そして、サリーの笹本さん!かなりよかったです。サリーはどうしてもこだま愛さんと比べてしまう
のですが、歌も踊りもかなり匹敵するぐらい。下町娘の雰囲気も自然でよかったし、
最後もよかったです。すごくチャーミングだし、今後が楽しみ!
マリアは、涼風さん。どうしても涼風さんはジャッキーのイメージが強く、マリアは春風さんだよね〜と
おもってたんですが、これまた、いい感じのマリアになってました。公爵夫人としての毅然としてるところ
や上品なところはそれらしく、そして、おかしいところはとてもおかしく(!これがかなり新鮮でした!!)
変幻自在でした。すばらしい。当然歌も最高です。貴族の義務の歌(今回は貴族の責任という
言葉になっていましたが)もすばらしい!!
ジョン卿の村井さん。エリザベートのパパの印象が私は強いのですが、これまたうまいですねぇ。
すごいぴったりの役どころでした。
ジャッキーの純名りささんも、すごくかわいい(小悪魔ちっくな?)ジャッキーで新鮮でした。
当然歌はうまいんですけど、なんか表情とかちょっとしたしぐさとかがすごくかわいかった……
すみれコードがはずれたおかげで、ビルに迫るところがすごいことになってます。必見?!
ジェラルドも情けなさ満載でめちゃくちゃはまってます。しかも踊りがうまい!!!
タップのところがすごくよかったです。(2幕の幕開き)
パーチェスターも安心して歌をきいてられるし、なんかちょっとうさんくさそうな(笑)
感じがまたいいですね〜。
チャールズ(ヘザーセット……そういえば、この苗字、一度も出てこなかった……)も
何があっても平然としていておもしろかったです。
バーターズビー卿夫妻もかなりいい味出してます!脇役だけど目がいくよ〜。
夫人のタップにびっくり。めちゃくちゃうまいです……
……と各キャストにつて書きまくりましたが、ほんと、どのキャストもいいです。
そして、アンサンブルもうまいと思います。このミュージカルはタップダンスも多いのですが、
みんなビシっと決まって気持ちいいです〜!

オーケストラものりのりです!踊る指揮者さんとか……楽しいですよ〜!
開演前のロビーでのイベントも楽しいのでぜひ必見。30分ぐらい前からいるといいみたい?!

何度もみてるし、歌詞も暗記するぐらいなので、当然話の筋もわかってるのに
4回ぐらい泣いてしまった私……(いや、悲しい話ではないです、せつない場面はあるけど。)
#ちなみに1回目は幕開きで、再びミーアンドマイガールがみられる!と思ったら涙が……
#そして、すべてカーテンコールも終わったあと、再び涙……涙腺が弱いです……

ランベスウォークもまわりがのりがよかったおかげで、ラストのカーテンコールでのランベスウォークは
スタンディングで一緒に踊りました!!!楽しかった〜!!
(次回、一人でもたって踊ろうと思っている……笑)

あ、ひとつだけ。宝塚バージョンとは歌詞がけっこう違います。
最初のうちはそれが「あれ?あれ?」って感じだったんですが、
だいぶ訳がこなれて自然な歌詞になったな〜と思います。
微妙に場面の中の細かいところもかわってるところがありますが……
ま、そんなのはささいなことでした。(笑)
#とかいいながら最初はひっかかっていた……

本当に楽しかったです!!!!!
もう一回みにいくけど、さらにチケットを探しちゃおうかなぁという気になってしまった……ははは……
今月は実は怒涛の観劇月間(このミーマイと宝塚の宙組公演(和央さんのサヨナラが……))
ですごいことになってたりはするんですが……

---

しみじみひたっていたら、いろいろ細かいこととかも思い出したのでさらに追記。(笑)

そういえば、さすが帝劇です。舞台装置がとてもすてきでした。まんなかの回転する盆を
うまく利用して、その上に3部屋ぐらいのセットがあって、それをくるくるまわしていろんな場面を
作ってました。これがすごく雰囲気があっていい感じ!
また、オケボックスがあがったりさがったりします。すごい!!!
(ちなみに、最初、オケの方々は客席から登場!です。笑)

#そういえば、舞台の幅がせまい感じがしたけど、それは気のせいかしら??

あと、上に歌詞が違う、という話をかいたのですが、歌詞も違うけど台詞も違います。
ま、訳してるので、訳し方によって細かいいいまわしとかは違うのですが。
それ以上に、なんか現代風になってるところや、日本風なたとえになってるところとかもありました。
たとえば、「ラジオのアナウンサーみたいなしゃべり」→「BBCのアナウンサーみたいなしゃべり」とか
祖先に対する的外れな台詞に「ベンハーに出てたよね」とか映画ネタを使ったり。
ワインのデキャンタを「しょうゆさし」といったり。ほかにもこまこまいろいろあった気がする……

パーチェスターの歌とか宝塚版は早口言葉みたいに難しかったけど、
もっとわかりやす〜い歌詞になりましたね。
「ちょいと〜たべてちょいと〜のんで♪」
みたいなのから
「のみましょう、たべましょう♪」
になったし、英語そのままだったところももっとこなれた日本語になりました。
(マリア公爵夫人の高笑いがないのがさびしいが……)
EnglishGentlemanも2幕幕開きも。もちろん主題歌もランベスウォークも。
たぶん、初見でわかりやすくなった!と思います。

#このあたり、宝塚版との差だけなんで、読み飛ばしてください。(笑)
#愛がある分、いろいろ細かいこと書いちゃいました。
#でもでも!今回のミーマイはほんとにすばらしかったんですぅぅぅぅ!

あと、かけあいとかは、宝塚版の方がもうちょっと台詞とか多かった気がします。
ま、芝居の月組で達者な人たちばかりでやったので、いっぱい遊びもあったんだと
思いますが……
今回の帝劇メンバーもどれぐらい遊びが育つか、楽しみです。
このミュージカル、遊ぼうと思えばいろいろ遊べるんです。息があってくるとおもしろいんだよね……
今回一ヶ月弱しかないのがもったいない。もうちょっと時間をかけたらもっともっと育っていく
と思うんですが……

また、まったく同じメンバーで再演しないかなぁ?なんてちょっと気が早い?!(笑)
DVDだとかCDだとか、このメンバーで出してくれないかなぁ……ほんとに。

投稿者 satsuki : 23:07 | トラックバック

2006年02月23日

[Musical]星組東京公演

久々に(?)宝塚をみにいってきました。

今回は、星組東京公演。「ベルサイユのばら」です。

今回はフェルゼンとアントワネット編で、この二人を中心にした話になっています。
どちらかというとエピソードとしてはオスカル・アンドレの方が好きなので、
そこがかなりさらりと流れるのが残念ですが、
でもでも、とてもいいお芝居でした。
正統派宝塚!な舞台でした。

話の筋はわかっているのに、ないてしまうポイントではないてしまい……(苦笑)

湖月わたるさんは、次回の公演で退団してしまうのがもったいないです。
本当に情感豊かで、言葉にならない苦悩とかがよく出てたと思います。

ちなみに、今日は見ていたお客様の超豪華!でした。
歴代の星組のトップさんが見にきていました。すごかったです。

ということで、マニアックネタばれ感想は追記で!

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ということで、ネタばれ感想です。
















ということで。

非常にいい舞台だったと思います。
主演していた、湖月さんも白羽さんもぴったりでした!

私としては、オスカルの安蘭さんがぴったり!!!でした。
すばらしい。安蘭さんは、王家の紋章でアイーダの役をやったりもしていた
ので、オスカルの女性としての部分と、男性であろうとする部分がとてもよく
出ていてすごくよかったです!!!
とても自然だったし。今まで見たオスカルの中でもかなり上位に入ると思います。
もちろん、歌もうまいし!
ぜひ、安蘭オスカル、湖月アンドレで、アンドレ・オスカル編をみたい……

湖月さん、いつもの通り、とても情感がこもっています。
セリフはなくても、表情が変わっていくことで、どういう心境なのか、
どんなにせつないかがすごく伝わってきます!!!
すばらしい。動きもかっこいいけど、その熱い心が大好きです。
それにしても、ほんと、せつない。最後、命をかけてマリーアントワネットを
救いにいったのに、返ってきた言葉は「死なせてほしい」「子供を置いて逃げられない」
「女王であり母である」というのは……最後の最後で、恋人としてではない
マリーという感じがして。それに対して何もできないフェルゼン。
本当にせつないですよね……

ちなみに、泣いてしまったポイントは、バスティーユ、アンドレの死、
フェルゼンとマリーの最後の場面の3つです。
特にアンドレの死〜バスティーユは、これだけ流れがわかってるのにぼろぼろと。(苦笑)
オスカルがとってもせつなくてせつなくて……
アンドレが撃たれて死ぬところでなき、オスカルが撃たれたところでなき……
(ちなみに、今日はフェルゼン編だから、そのあたりがとても短くてちょっと不満。
もっといろいろあるのに〜……)

フェルゼンのところで涙が出るのは上に書いた理由です。
マリーの言葉がつらい……

そうそう、宝塚は、せつない場面のあとに、明るいレビューがちょこっとついて
明るく終われるのもいいところ。
男役さんのダンス群、とてもよかったです。かっこいい!
そして、湖月さんと白羽さんのデュエットダンスもすごくすてきでした。
かっこよかったです、キレがあって。

ということで、忙しい中、すっかり堪能してしまった私でした。(笑)

投稿者 satsuki : 23:35 | トラックバック

2005年11月29日

[Musical] Cats観劇

劇団四季のCatsをみてきました!

キャッツは、前にロンドンで観た事があるのですが、日本での公演ははじめて。
五反田キャッツシアターは、劇場に入るともう客席も含めて全部舞台、みたいな感じです。
しかも、前の方の席だったので、一瞬最初、席がわかりませんでした。
前の方の席は回転席といって、舞台と一緒にまわる席なんですね〜。
びっくりです。

そして、開演ってはっきり幕があくんじゃなくて、突然どこからともなく猫たちがやってきて
やがて舞台がはじまる、という感じ。

内容は、猫たちの身の上話が続いて、最後に一番のジェリクルキャッツを選ぶ、という
もの。いろんな猫たちが登場します。もちろん、有名なナンバー、メモリーも健在。

いやはや、猫たちの猫ちっくな動きがすごかったです。
踊りもなかなかハードだし。
歌も、大事な役どころの人はほとんどOKだったし、やはりグリザベラがきかせますね。
あと、個人的には子猫のシラバブが好きです。

猫メイクは写真でみるとえっておもうんだけど、動きとあわせてみているとなるほど〜という
ところもあります。シャムネコさんなんてほんとに猫にみえた……(笑)

ロンドン版と演出が変わったかな?というところ(特にラスト)もありましたが、
さすが、日本語、なぞだったところもいろいろわかりました。(笑)

ということで、以下、ネタばれあり感想を追記で。

-----
追記です。ネタバレありです。















ということで。

前は、いろんな猫の身の上話がいっぱいあるな〜って感じだったんですけど、
一度観ているだけに、もうちょっと他の流れも見えました。

グリザベラがけっこう随所にあらわれてはさびしそうに輪に入れないでいるところとか、
シラバブが何度もグリザベラに手をさしのべようとしていたとか。

それにしても、なぜグリザベラがここまでみんなに嫌われてるのかがよくわからないんですが、
ちらっとWWWで調べたところ、娼婦だったということが嫌われている原因っぽいですね。
そういう人が最後に救われる、という救済の物語だと。
(マグダラのマリア的なもの?)

あと、みんなが最後に態度を変えるのは、「メモリー」の歌の力だということだそうです。
2幕頭の長老の問いかけの歌に対する答えの歌、なんだそうで……
確かに、メモリーはすごいですよね。何度きいてもぐっときます。

でも、私としては、なぜだか、オーバチュアで涙が……(苦笑)
なんででしょうね?アンドリューロイドウェーバーの作品はオペラ座もそうなんだけど
なんかオーバチュアでぐっときちゃうんですよね……彼の音楽の持つ力もすごいなと
思います。

好きな猫さんは、前述のシラバブ、電車猫、あとマジシャン猫ですね。
気になった猫はシャムネコさん。(すいません、名前でてこなくて。)
大将もけっこう好きだけどね。
ラムタムタガーは……今日の人がもうちょっと歌がいけてると好きなんだけどな。(笑)
マジシャン猫、かなりすごいです。人間離れしたダンスの数々、びっくりです。
電車猫は、あのみんなで楽しく旅にいくような感じが好きです。あの場面が好きなのかな。

そうそう、ラスト、ロンドンバージョンではグリザベラは天上にいくよという雰囲気でおわった気が
したんですけど、今回はなにやらゴンドラがおりてきて、それにのって天上にいっちゃいました。
ロンドンでは階段がおりてきて、それをあがっていったイメージあったんですけど、
記憶違いかしらん?ついでにタイヤもうきあがってなかった気がするんだけど……
(いかんせん10年ぐらい前の話だし……苦笑)

歌詞が日本語になったおかげで、なんとなくおかしく感じるようなものもあるんだけど
(事実、まわりでけっこう笑ってる人もいました)でも、基本的には楽しいミュージカル
なんですよね。重いテーマはあっても……

と、とりとめもなく書いてしまいましたが。(笑)
なかなかおもしろかったです。
客席との一体感とか、舞台下から突然猫が!とか……

投稿者 satsuki : 22:43 | トラックバック

2005年11月09日

[Musical]本田美奈子.さんが……

歌手でミュージカル俳優の本田美奈子.さんが突然に亡くなられました。

今年はじめに報道があったときもびっくりしたのですが、もうただただショックです。
一時期、アルバムも出たりしたのでよくなるんだろうって思っていたので……

本田さんのミスサイゴン、縁あって観にいくことができたのですが、ものすごく印象に残っていて。
体の奥から出てくる歌に圧倒されたのを覚えています。
そして、涙が止まらなかったのも。

そのとき以来、いろんなミュージカルにも出ていて、今年もまたクラウディアや
レミゼラブルに出るということだったのですが……

本当に残念です。
……ご冥福をお祈りいたします……

投稿者 satsuki : 23:15 | トラックバック

2005年11月01日

[Musical] 宙組公演を見ました!

ということで、再び宝塚ネタ。
宙組の東京公演をみました!

今回は、
「炎にくちづけを」という劇と
「ネオ・ヴォヤージュ」というショーの
2本立て。

和央ようかさんをはじめ、今回でやめる初風緑さん、最近めきめき育ってきた大和ゆうがさん
などが出ています。

やはり宙組は歌が安定してるので、どちらも難しい歌が多かったですが、
安心してきいていられました。

劇は悲劇で、……う〜ん。
細かい話はネタばれの方に書くとして、なんとなく、暗い気分になりました。(苦笑)
貴族とジプシーの話なんですけど……

ショーはとても楽しかったです!
すてきな場面も多くて、みていて気持ちよかったです。
ダンスもタップダンスもあったりして。

それにしても、和央さんはこれの次の公演で退団……さびしいです。
最後までがんばってほしいなと思ってます。
(次回作が期待でいっぱいなようなちょっと不安なような。
小池さん、がんばってください!)

ということで、短いですがあとはネタばれの方で。

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ということで、追記です。
ネタばれありマニアック感想です。

















ということで。ネタばれありマニアック感想。

う〜ん!
炎にくちづけを。これほど暗い、なんとなく救われない気分な劇は、宝塚で見た覚えが
ありません。皆殺しの谷さん(でしたよね?)でも、こんな気分になったことない、というぐらい
なんか観たあとどよ〜んとした気持ちになります。
ジプシーがあれだけ主張しても、貴族やキリスト教徒、誰一人、改心しないまま、
ジプシーたちが殺されて。主人公(ですよね?)の二人もばらばらに死んじゃうし。
幸せな場面がめちゃくちゃ短くて、あっという間に不幸になり、その不幸なところが延々
続く感じがして…… あれ?もうつかまっちゃったの?とかあれ?もう殺されちゃったの?という
感じです。しかも、主人公の伏線がまったく意味をなしてなくて、なんだったの?と。
私にはちょっとこの劇は読み取れなかったです。

悪いことばっかり書いてもなんなので。
ジプシーさんたちがかっこいい人だらけなのはなぜ?(笑)
妙にイケメンが多いです。(Yuminさんいわく、「今売り出し中の若手だらけ」とのこと)
そして、生き様もかっこいいです。
逆に、ルーナ伯爵は悪さ全開でした。これで初風さんのサヨナラ公演ってちょっとねぇ、という感じ。
(初風さんって、なんか明るくていい人の役のイメージが強くて。)
もちろん!主役のマンリーコ、かっこいいですよ。たちまわりも素敵♪
でも、恋人とすれ違いまくったあげくひあぶりなんて……しくしく。
最後、呆然としているのかと思ったら、悟りの境地だったらしい……う〜ん。

気をとりなおして、ショーの話。

ショーはいい場面がいっぱいでした。
スタートもよかったですが、特に気に入ったのは、
・タップダンスの場面
・ピアノマンの場面
・青燕尾の場面
ですね〜。

タップダンス、かっこよかったです。みんなびしっと決まっていて、しかも楽しそうな感じがとても。
(そして、目は和央さんに釘付け!笑)
ピアノマンの場面は、翻弄される大和さんがかっこよかったです。(笑)
いろんなドラマがショパンの音楽とともに展開されていっておもしろかったです。
青燕尾はいかにも宝塚的ですね。男役さんたちで踊るのがかっこいいのです。
びしっときまっていて。和央さんものびのび踊っててよかったです。
若手の背が高い方たちもなかなかかっこよかったです。

それにしても……この組は、和央さんのあとはどうなるんでしょう?
大和さんがつぐのか、それとも他の組からやってくるのか?
私としては、大和さんはぜひとも霧矢さんとのダブルトップでみたいのですが。
他にも、星組の安蘭さんもいるしね。う〜む。
ま、いずれにしても、来年の話ですが。
ラスト公演は、小池さんの完全オリジナル一本物ミュージカル。
ぜひとも、和央さんを中心に作っていただきたいです。
(そしていける限り、みにいこうかな〜と思ってたりします。笑)

投稿者 satsuki : 23:51 | トラックバック

2005年10月26日

[Musical]和央ようかさんの退団発表……

宝塚ネタです。

ここのコーナーでも何度も登場している、宙組トップの和央ようかさんが
ついに来年退団することに!!
がが〜ん。

長身で、ダンスもすてきで、歌もうまくて、ちょっと天然なところが好きでした。
安心してみていられる組だっただけに、残念……
ま、いつかはこの日が来るのはわかっていたし、最近ではまれにみるほど長期に
トップさんだったということで……

雪組の義経の話のときに「タブー」の歌を歌っているまだまだ駆け出し(?)の和央さんを
みて「あの人誰だろう?!」と意識しだしてからかなりの年月がたち。
(なんて書くと、私がかなり長い期間宝塚を見ていることがわかりますね……)
紆余曲折あったけど、応援し続け、準トップ、トップとのぼりつめるところまで見届けて。
あ〜、時が流れるのは早い!

惜しむらくは、トップ時代(特に最近)、今いち、和央さん中心の話が少なかった
ことでしょうか。最初のころはそうでもなかったんだけど、最近は、ねぇ……
ラストもどうなるかわからないんですが。
でも、「ファントム」は本当にはまり役で、それがあるからよしとしよう。
まだまだ和央さんでみてみたい演目はあったけど……

来年の退団まで、がんばって観にいこうと思ってます。

追記:花總さんも一緒にやめるらしい。これでますます最後の演目が心配になってきたけど、
    どうか、せめて二人が主役の話でありますように。

投稿者 satsuki : 20:38 | トラックバック

2005年09月13日

[Musical] 雪組公演観ました!

今日は久しぶりに雪組公演をみました。
轟さんのころの「凱旋門」以来なのでかなり久しぶり!です。

演目は「霧のミラノ」と「ワンダーランド」(ショー)の2本だて。

霧のミラノは、オーストリア軍に占領されたミラノでおこる、
イタリア青年貴族とオーストリア将校、織物商の令嬢を中心にした
お話。レジスタンス運動などもかかわってきて……

ワンダーランドの方は、あかる〜いショーでした。
楽しい感じの場面が多くて。(笑)

雪組さんは、朝海ひかるさんがトップですが、若いのに立派にトップを
つとめていました。また、2番手さん三番手さんや、その下ぐらいまで
みんな実力がある人ばかりなので厚みがあってよかったです。

ただし、霧のミラノの方は演出?にちょっと不満が……
そのあたりは、追記の方で!(笑)

------
ということで、以下、ネタバレあり、マニアック感想です。



















さて。

先に霧のミラノの不満をかきます。
ラストがしりきれトンボすぎる!
いろいろ紆余曲折があり、オーストリア将校カールハインツの助け(情け?)もあって
助かったロレンツォ。その後のはげしいレジスタンス運動の末、ようやく恋人である
フランチェスカの元にもどってきたというのに、突然カールハインツにうたれ、
しかも、フランチェスカとも言葉を交わさずにたおれ、いきなり幕。
……えぇぇぇ?!
宝塚的に考えると、最後、殺されちゃったとしても、フランチェスカもロレンツォに
かけより、二言三言言葉をかわしてから息をひきとって、
「ロレンツォ〜〜〜!!!」
とフランチェスカが叫んで、音楽、幕、みたいな流れでもいいのでは?!

途中、少々冗長な場面もあっただけに、最後が嵐のようにおわってしまって
ちょっとバランスがいまいちだったと思います。
(ふだん、ここまでそう思うことってないんですけど)
レジスタンス運動(戦い)も一瞬で終わっちゃったし。

話のスジとしてはとてもいい話なので、もったいないです〜!

さて。気をとりなおして。

朝海さん。育ちましたね〜。びっくりです。
いつの間に正統派男役になったのでしょう。
昔のフェアリーな感じは全然なくて。
古典的な感じの男役さんになってました。
(台詞まわしとかが。最近、わりとナチュラルな感じの人が多いので
ちょっとだけびっくりしました。)
ダンスなどは健在でしたね。

あと、水さん。
こないだのホテルステラマリスでも相当いいヤツという役だったのですが、
またしてもいいヤツな役です。
なんだろう、なんか人としてかっこいい感じの役が多いのでしょうか?
これがまたはまり役なのがいいですねぇ。
ロレンツォの親友で、彼を助けるために再びレジスタンス運動に入り……
新しい組でのびのびやってるのをみて、安心するやらさびしいやら。

貴城さんもうまいですよねぇ。
まっすぐな感じの将校。ラストの後ろからうつのがいただけない(宝塚的には
いきなりうたないでロレンツォとの間で二言三言あってから打っていただきたい)
けれど、きっと葛藤もあったんだろうなぁというのをうかがわせます。

あと、ジャーナリストの壮さんもよかったです。歌もうまいですよね。
アマポーラの女主人の役の方もよかったです。
こういう娘役さんで低音系でかっこよく歌える人がいると、ショーとかでも厚みが
かわりますよね〜。

あと、一緒にいった友人がヨイショしている柊さんという方も確認。
一度みるとすぐに見分けられるぐらい目だちます、顔立ちが。
今回、新人公演で水さんの役をやってらっしゃるそうで、
先が楽しみですね〜!

あ、そうそう、ショーで、カメラマンが出てくる場面があるのですが、
今日は篠山紀信さんがいらしてたとかで、アフロヘアででてきて
まわりのお客さんがみんな笑ってました。
私は初見なので、何がそんなにおかしいのか、さっぱりわからなかったんですが。

ということで、久々の雪組公演レポートでした。(笑)

#次は宙組かな。あ、その前にコンサートか。

投稿者 satsuki : 20:21 | トラックバック

2005年09月04日

[Musical]エリザベート

またまた観てきました、東宝版エリザベートです。

何度みても新鮮におもしろいミュージカルです。いろいろ感じ方が変わったり
新たな発見があったり。

今回は、内野さんトート、鈴木さんのフランツ、浦井さんのルドルフでみてきました。
(子ルドルフは苫篠くん♪)

今回は一ヶ月しかないこともあり、かなりチケットが大変だったようですが、
友達に感謝、です。

ストーリーなどは、公式ページのコチラをみていただくとして。
基本的には、2004年版と同じなのですが、それぞれやってる方たちがパワーアップをしたからなのか、
なんだかまたすごくおもしろかったのでした。
エリザベートとトート、そしてフランツヨーゼフの3人のすれちがいがよく際立ってる感じがしました。

そして、東宝&帝劇ということで、舞台装置もあいかわらずすてきでした。
3本の塔が印象的。基本的にはほとんどかわらないのに、いろんな場面にみえて。

そして、楽曲がやはりいいです、エリザベート。
すっかり頭の中ではまって流れまくっています。

ということで、とてもいい舞台でした。
以下、ネタバレマニアック感想は追記で。

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ということで、追記。
ネタバレマニアック感想です。















ということで、ネタバレあり、マニアック感想。

今回の内野トート閣下、かなりパワーアップしてました。
ねっとりとした感じ。(笑)←かなりいい意味です!
執拗な感じというか。
かなりかなりエリザベートをねっとりとした感じで追いかけで誘惑してる感じ。
「扉をあけてくれ〜」の場面の後、机の上に寝そべって、エリザベートを
よびよせたり、手先までなんか妖艶というか、なんというか。
そして、内野トート閣下の好きなところは、感情とかがちゃんと表に出ているところ。
満足げだったり、不敵だったり、驚いたりがっかりしたり、そういうのがよくあらわれていて、
エリザベートを翻弄しながらも、逆に翻弄されている、というところが出ていてよかったと
思います。
ラストも本当にうれしそうだし。

一路エリザ、ますます輝いてすてきです!
神々しいぐらい。すごいですねぇ。彼女のパワーあってこその舞台!という感じに
なってきました。あれぐらい強くて存在感があると、自分を通して、まわりが翻弄されちゃう
というのがよくわかります。
一幕ラストの階段をおりてくるところなんて、もう神々しくて。

鈴木フランツ。頼りなさ抜群な感じです。
やっぱりいろんな人にふりまわされ、板ばさみになっちゃって、という感じ。
エリザに圧倒されてしまっている感じとか、よく出ていたと思います。
これでエリザベートがはなれていってしまう、というのもわかるし、
それでも、エリザをずっと一途に思っていて、でもなんかそれをうまく表現できなくて
というのが切ないですね。

今回、この3人の歌の歌詞をきいてると、本当にすごくすれちがってるのがよくわかります。
最初のフランツとエリザの婚約のところの歌とかも、思いっきり二人の考え方や
感じ方がずれちゃってるのが出ていますね。
そのままいってしまったのでうまくいかなかったのかな、と。
あと、ラストのエリザとトートの歌も、宝塚版はなんか心が通い合った感じだったけれど、
東宝版は、それぞれやはりすれちがっている。エリザは「自分の命を預けるのは自分だけ」
といってるし、トートは「エリザの命を預けるのは私にだ」といってるし。
ふ〜む。

高嶋ルキーニ、私にとってはちょいと大人しめな感じ。
狂ってる人というよりも、どちらかいうと小者感の強い感じの演じ方だったと思います。
私としては、いっちゃってるルッキーが好きなので、もうちょっとハイテンションでもいいかなと
思いますが。(笑)

子ルドルフちゃんがすごくかわいかったです。
スタートででできたところからなんか釘付け。大人とまじっての群舞でもしっかり踊っていて。
名前にも覚えがある子なのですが、前回も出ていたのかしら?
歌もうまいし、将来楽しみかも?!
(アマデといい、子役さんってすごいですねぇ。)

青年ルドルフ、もうちょっとトートとやりあうところで葛藤がほしかったです。
まっすぐで、革命にも迷いなく、という感じでしたね。
トートの言うなりな感じで…… 
歌という意味では、ちょうどいいバランスかも。
(これ、井上さんがやったらどうなっちゃうんだろうなぁ、今。
山口さんならはりあえるけど、ことによると内野さんはおされてしまうかも?)

友達もばっちりチェックしてきましたよ〜。
今回はとても目立つ役があったので、すぐにわかりました。
それ以外にもシシーの結婚の場面で、いつのまにか、賛成派から反対派になってたり
とか。(笑)
ハス!の場面の男装もばっちりチェックしました。(笑)

ということで、なかなかおもしろかったです。
やっぱりエリザベートはかなり完成度の高いミュージカルだなあと
実感しました。

ちなみに、エリザベートはあちこちで演じられていますが、やはり、
イーサン・フリーマンさんのかなりいっちゃってるルッキーニとあやしげなウーヴェさんトートが
好きです。(笑) そして、またまたウィーン初演版をひっぱりだしてしまった私。

#関係ありませんが、なんかこのお二人、今年〜来年にかけてオペラ座の怪人で
#ファントムをやるそうな。
#イーサンさんのファントム、みてみたい〜♪ 高笑いとかいけてるだろうなぁ……

投稿者 satsuki : 19:48 | トラックバック

2005年07月16日

[Musical]モーツァルト!

モーツァルト!を観にいきました。
今回は帝国劇場で、みました。

前回は、観る方も圧倒されてしまったんですが、今回は2度目だからか、
一回目ではわからなかったいろんなことが見えておもしろかったです。
また、やってる方たちもなんかすごくパワーアップした感じがしました。
井上芳雄さんの歌い方がかなりかわったと思います。
山口祐一郎さんや市村さんもちょびっと遊びが入るようになったし。

ちなみに、モーツァルト!はウィーンミュージカルで、
モーツァルト!の波乱にみちた人生をつづったものです。
アマデという才能の分身とヴォルフガングという実際のモーツァルト、二人の関係が
なかなかにおもしろいです。

詳しい感想は追記で!

-----
以下、あいかわらずネタバレあり、マニアック感想。すごい長いです。


















ということで。ネタバレありマニアック感想です。

とりあえず、まずは、衝撃を受けました!
なぜだかカーテンコールで思わず泣いてしまった私。
前回みたときも楽屋で友人にあった瞬間に泣き出した私。(苦笑)
なにやらこのミュージカルには衝撃があるみたいです。

まず、井上芳雄さん。
すごいです。歌・迫力・オーラともにアップ。
あと、今回アマデとの関係がすごくよくわかりました。
アマデの迫力もすごい!
アマデがすごい迫力でヴォルフガングをつき動かして、あとでヴォルフガングがはっとする、という
のが何度もありました。
アマデは純粋に才能をのばす(発揮する)ことを第一に考えて生きている感じ。
だから、男爵夫人のところにいくことをすごく強くすすめるんだけど、ヴォルフガングが家族のこと
を思ってふみとどまったり、とか。
家族もいくらかは働きかけられるけど、もっと強く働きかけられるのがコンスタンツェ。
彼女はアマデと戦っているようにみえました。
また、精神的に不安定なヴォルフガングがさらに狂気に近づいてる感じがよく出てました。
アマデとヴォルフガングは敵というより同志的な雰囲気でした。
……なんてことが見えるようになりました。

ちなみに、一幕ラスト、影から逃れての歌で声がちょっとつらそうな気がしたのですが、
二幕から完全復活でした。今日の方が声の迫力が断然上だったし、
気持ちがすごくのっている歌でした。前は歌いきるのでせいいっぱいな雰囲気もあったけど
今回はちゃんと消化している感じがしました。

さて、他の人のこともちょこっと。

コンスタンツェは残念ながら松さんに軍配。
オーラがやっぱり違うので。(これはしょうがないんだけども)
うまいんだけども、ちょっと弱めな感じになっていたかな?
やはり松さんぐらい強くないとヴォルフガング&アマデにはれない感じがしました。

ちなみに、コンスタンツェのお姉さんのアロイジアは秋園美緒さんでした。
これは、歌がうまいという設定にぴったり!

コロレド大司教も迫力アップ。いろいろ細かいところがおもしろくなってました。
お手洗いの場面とかが、もう間に合わない!っていう感じでよろよろとむかってみたり、
思わず興奮して立ち上がっちゃったり。乱れた髪をアルコ伯爵に直してもらってたりして。
ちなみに、コロレドさんみたいな役の方が、山口祐一郎さんの落ち着いた雰囲気にぴったり。
のってるときの歌い方(身体の動き?)がコロレドさんの方がしっくりくるんです。
トート閣下より。やっぱりオレが一番、オレの世界、的な方があってるのかな〜と思ったりして。

市村レオポルドもすごい。声が大きくなっていたし、迫力のオーラもすごいし、ちょっと
遊んでるし。オルガンのシーンがおもしろかったです。
ヴォルフガングが女の子を連れ込んでるところをレオポルドにみつかってしまったとき、
ヴォルフが「だれだろうね、あれ。」といって、レオポルドが一瞬笑ってしまったり。
借金について手帳をみて大きなため息をついてみたり。
おかしかったです。
でも今回の方が、レオポルドの愛情がよく出ていたと思います。
前回、もっとレオポルドは利己的な感じ(自分の夢を息子におしつけてる感じ)が
したのですが、今回はもっと愛情深く守ってるように見えました。
これだと、死んでしまったときにヴォルフが混乱するのも理解できます。

男爵夫人は前の方が声がのびやかな気がしました。
でも、オーラはさすが。あれなら、コロレドさんやレオポルドさんとはれます。
彼女はアマデの味方、という感じですね。
アマデの気持ちを代弁する存在な気がしました。
アマデはしゃべらないけど、姿勢と視線とオーラで意見をするし。
それを男爵夫人が言葉にしている感じ。
ヴォルフガング自身は家族やまわりの人への愛情をちゃんともっていて、
だからアマデとの間で悩んだり不安定になったりするんだね。

ナンネールはお父さんとヴォルフガングが大事!というのがよく出てました。
だんなさんよりも、家族が大事な雰囲気でした。

ちなみに、エリザにひきつづき、モーツァルトにも友達がでていたのですが、
友達もばっちりわかりました。野菜売りやってたり、民衆だったり、貴族だったり。
ついつい目がいってしまいます。

ということで、今日は、いろいろな関係が見えておもしろかったです。
それぞれのもつ葛藤とか悩みとか、そういうのが見えて。
前は、それほど深くまじわりがない感じしてたんですけど、
今回は複雑に絡み合ってておもしろかったです。
(いや、台本は同じなんだけど。演じてる人たちがかわったのか、
私の受け取り方が変わったのか)

なんにせよ、おもしろかったです!
長文、失礼しました!

追伸:来年、ミーアンドマイガールを井上芳雄さんでやるらしい。
うひゃぁ、いきたい!

投稿者 satsuki : 23:22 | トラックバック

2005年07月12日

[Musical]宝塚星組公演

ということで、3月以来のミュージカル系観劇。
(しかし、今週は実は2本あります。もう1本は土曜に)

宝塚星組公演にいってきました。
いつもながら星組公演はむちゃくちゃいいお席でびっくり。
今日も銀橋がすぐそこに!

今回の演目は、
長崎しぐれ坂 という時代物と
ソウルオブシバ というショー。
この2本立てでした。

今回は、壇れいさんのさよなら公演ということや、
轟さんの特別出演などなど、いろいろある公演でした。

日本物はなかなか泣ける場面がある話でした。
江戸無宿になった主人公とその幼馴染のおかっぴきと芸者さんの
三者三様の物語なんですが。その3人が偶然長崎で再会することで
いろいろなことが動き出す……という感じ。
おかっぴきさんの主人公に対する想いとか、せつなかったですねぇ。
(あやしい意味ではありません。男同士の友情っぽい話。)

ショーは楽しかったです。
踊りもきれがあるものが多くて、はなやかでノリノリな感じがすごく好きです。
いいショーでしたね。出てる人も豪華で。(笑)
星組さんのこの間のショー、ドルチェヴィータもよかったけど、今回のも好きです。

ということで、しばし現実ではない世界にひたって楽しかったです。
以下マニアックネタは追記で。

以下はネタばれあり、マニアック感想です。
















ということで。
マニアック感想。

いやはや、星組さんの層の厚さ、すばらしいですねぇ。
轟さんがやってきても全然それに押されちゃうことなく、しっかり支えられるというか。
湖月さんも安定していますが、安蘭さん以下若手さん(といっていいのか?中堅?)
の豊富さが頼もしい限り。
幕が開いた瞬間、松本悠理さんも加わって、豪華!という感じでした。
みんな歌えるし、踊りもいいし。
ショーが楽しくて楽しくて。

お芝居の方はビック3状態でしたが、壇さんの粋な芸者さん、よかったです。
ああいうちょっと大人な感じの役がいいですね。

あと、安蘭さん演じる「らしゃ」ですね。
あれはかなり切ない感じでしたね。「ぼら」にひっかかってしまって
さぞかし無念だっただろうな〜と。
あの場面、泣きそうでした。

あと、泣きそうということでは、湖月さん演じる卯之助と轟さん演じる伊佐次の二人の場面。
最後にお互いがひざをついていいあうところがまた切ない。
そして、ほんとの最後の場面も。あとちょっとだったのに……

と、シリアスな感想かいてますが、それにしても、びっくりは、松本悠理さんです。
私、かなり昔から見てますが、全然変わりないのにびっくりです。
いったい今おいくつぐらいなんだろう?!と思いつつも、他の娘役さんたちと
全然年の違いを感じません。違和感がないです。
もちろん踊りは手先まですばらしいです。
いやはや…… あのちょっとほほえみをうかべたようなやさしげな表情で、
日舞を踊りまくっていらっしゃいました。すごいです。

さてさて、ショー。
これもちょっとストーリー仕立てになっていて楽しいですね。
轟さんもすごいが、湖月さんの踊りがすてきでした。きれがあってかっこいいです。
今回存分にでてきてうれしいですね。
あと、ストリートっぽい場面の踊りがみんなうまい!
陽月さんの踊りがすごく好きです。気持ちよくて。
あとは柚木さんに注目してました。(笑)
好きな場面です。

安蘭さんの歌もたっぷり堪能。やっぱりいいですねぇ〜。
ちょっとだけ気になったのは、轟さんの声がちょっと枯れてるというか、つらそうな
感じがしたこと。大事にいたらなければいいのですが……

なんにせよ、踊りもすてきなの(かっこいいの)が多くて、裏にストーリーもあったりして
なかなか楽しいショーでした。

余談ですが、シバっていうと、どうしてもビバ!シバ!というショーを思い出してしまう私。
(古っ) いや、あのショー好きだったんで。(笑)

投稿者 satsuki : 22:44 | トラックバック

2005年03月08日

[Musical] 宝塚宙組公演

今日は宝塚の宙組公演にいってきました。

演目は
「ホテルステラマリス」というお芝居と「レビュー伝説」というショーです。

ホテルステラマリスは、ある倒産しそうなホテルを建て直しに来た
ファイナンスに勤めるウィリアムが、ホテルのみんなと一緒にがんばるうちに
大切なことをみつける話です。
いやぁ、これは、男性陣がかっこいい話でした。
特に支配人がかっこいいです。もちろん、主人公ウィリアムもすてきでしたが。

レビュー伝説の方は、これぞ宝塚のショー!という感じのものです。
モンパリ77周年を記念して作られたショーらしいのですが、
ジジという娘とオーレリアンというスターの話を軸にした夢のような豪華なショーでした。
場面もいろいろ、色づかいも原色で華やか、かっこいいダンスもあるし、楽しめました。

あいかわらず、和央さんはかっこよかったです。お芝居もショーも。
今回の公演で組がえになる人も多くてあちこちみてしまいました。

けっこう楽しめる公演だったと思います。

ということで。以下、ネタバレありマニアックトークは追記で。(笑)

-----------------
以下、ネタバレありです。しかもかなりマニアックな話です。
















ということで。ネタバレありマニアックトーク。
おそらく、観た人しかわからないかも。すみません。

まずは、ホテルステラマリス。
これは、もうほんとに男役のかっこよさが目立つ(笑)お話でした。
ウィリアムもすごくかっこいいけど、水さん演じるアレンが非常にかっこいいです。
ラスト近くのステイシーと話す場面がすばらしい!!
あの男心、ステイシーさんにぜひともわかってもらいたいですねぇ。
すごく好きで切ないはずなのに、ステイシーを元気づけるように
背中をおしてくれて…… ウィリアムのこともちゃんと認めて、
かっこよかったです、すごく。
水さんもショーでも歌もかなりうまくなっていて、これで雪にいってしまうのが
もったいないですねぇ。

この話、ウィリアムは最後まだステイシーにはっきりと恋心をいだいてないと
思いました。どちらかというと、今までの生活では見つけられなかった、
生きがいとか、仕事への情熱とか、そういうのを見つけたから、ホテルに残ることに
したんじゃないかと思っています。なんとなくは心ひかれているかもしれないけど
そのために婚約者であったアリスンをふったわけではないとみました。
最初はただ与えられた使命だったホテルの再建を、みんなと一緒に進めていくうちに
このホテルのことが好きになった、そんな感じがしました。
(ちなみに、ステイシー側は最初からウィリアムにひかれていましたね。)
少なくとも、今回のお芝居にあった場面から考えるとそんな感じでした。
(そうじゃなかったら、いったいいつ、どこに、ひかれたのかわからないよ〜、って
なんかハウルのときに思ったのと同じことを考えちゃいます。)
ちなみに、その一生懸命な感じがかっこよかったです。
ちゃんとみんなの話をきいたりとかして、だんだんとその仕事に情熱が出てくるのが
わかりました。

そういえば、寿つかささんの海洋学者、すごいいい味だしてましたね〜。
さすがです。おもしろかったです。
あと、グリーン夫妻。最後、「私たちも実は……」といいかけたナゾが
気になってしょうがないです。何があったんでしょう……

あと、大和さんがもったいないつかわれかたしていましたね〜。
もうちょっと本筋にからめてほしかったです。

あ、あと婚約者のかなみさんは、切ないはずなのに毅然とした
別れがかっこよかったです。ぜったいすごくウィリアムが好きなはずなのに
取り乱したりしないで……

ショーの方は、いかにも草野さん!という感じのショーでした。
あの色づかいとか、構成とか、華やかで大人数でてきて。(笑)
中詰めのスパニッシュのところとかも。
なかなか楽しかったです。
黒燕尾の場面が好きです♪
和央さん、水さん、大和さん以外に、背が高い二人が非常に目立ちます。
ついつい目がいってしまいました。

ロケット、なかったですね。大和さんの場面かとおもってたところがロケットだったようで。
不思議な感じですね。あと、ラスト、美沙さんをめちゃくちゃさがしてしまいました。(笑)
なかなかおもしろい終わり方だったと思います。

ということで、長々書いちゃいましたが、おもしろかったです♪

投稿者 satsuki : 22:53 | トラックバック

2005年02月09日

[Musical] オペラ座の怪人とサラブライトマン

ちょっとどのカテゴリにするか迷ったのですが。

最近、オペラ座の怪人が映画になってますね。
それに、HONDAの車のCMでもオペラ座の怪人の歌が使われているんですが。

久々にロンドンオリジナルが聞きたくなって、ハイライト盤を聞いてます。
やっぱりいいですね〜。(昨日はエリザベートのウィーンオリジナルハイライト盤を
聞いてたんですが。)

サラブライトマンの歌がすごいな〜、やっぱり。
あと、私はけっこうこの高めのファントムの声がすきなのです。
ロンドンで観たグレッグ氏もよかったですが。←かなり好きでした。

ところで、私はオペラ座の怪人のできた事情を知らなかったのですが、
当時、ロイドウェーバーとサラブライトマンって夫婦だったんですね。
そしてサラのためにこのミュージカルを作ったらしい。
それが今ではこんなにヒットして、あちこちでいろんな人が演じてそれを観ている。
これはやっぱりすばらしいミュージカルです。
音楽もとてもいいし、あのハーマジェスティの一体感、シャンデリアの迫力、
みんなが違う歌を同時に歌ったりとか……

サラブライトマン、最近のCDとかも好きです。ミュージカルだけではなく
幅広く活動してますよね。
La Lunaがすきでしたが、Halemもいいです。
そして、テレビ朝日の「負けられない戦いがある」のテーマソングとかって
サラの歌なんです!
(すごく頭に残ってます。サッカー、一生懸命みてたし。笑)
「ア・クエスチョン・オブ・オナー
 A Question Of Honour」
という歌らしいです。

と話がそれましたが、ハイライトできいても、ラストで泣いてしまう
オペラ座の怪人。映画版はどうなんでしょうね。
映画も実はサラを迎えてとりたかったけど実現しなかったとか。
サラバージョン、観てみたい……

ということで、つれづれつぶやきでした。

Highlights From The Phantom Of The Opera: The Original Cast Recording (1986 London Cast)
Andrew Lloyd Webber David Firth John Savident Michael Crawford

by G-Tools

↓こちらがフルバージョンです。

The Phantom of the Opera (Original 1986 London Cast)
Andrew Lloyd Webber Michael Reed David Firth John Savident

by G-Tools

コラムに出したサラブライトマンのCD↓

ラ・ルーナ
サラ・ブライトマン アンナ(作詞) レナ・ストラセ ロリータ・ヘイウッド

by G-Tools

ハレム (CCCD)
サラ・ブライトマン

by G-Tools

投稿者 satsuki : 15:22 | トラックバック

2004年12月02日

[Musical] 宝塚星組公演

久しぶりの宝塚です……って前回みにいったのは8月頭だからそんなにあいても
いませんが。(笑)

今回は星組東京公演を観にいきました。
演目は、
「花舞う長安」

「ロマンチカ宝塚'04」
です。

いや〜、よかったですよ。長安の方は玄宗皇帝と楊貴妃、それに安禄山の話。
最後が切なくて泣けました。
ショーはあっというまにおわってしまいましたが、途切れなくどんどん場面転換していくし、
歌と踊りがいっぱい入っていてすごくよかったです。
役どころもぴったり♪

ということで、非常に楽しみました。

以下、恒例マニアックねたばれあり感想文は追記で。

----------
以下、ネタバレありマニアック感想です。
ネタバレがいやな方は見ないでくださいませ。














ということで。感想。

いや〜、ほんとによかったですよ。おもしろかったです。
玄宗皇帝というより楊貴妃が主役ですね。
ずっとずっと幸せ〜な場面が続いて最後突然に急転直下不幸になっちゃうんですが。
ラブラブだっただけに、最後の別れの場面が非常に切なくて。
まわりをふりきって、楊貴妃を救おうとする玄宗と毅然として死に向かう楊貴妃。
どうも、玄宗皇帝の方に感情移入してしまって、もう涙ぼろぼろです。
やっぱり、愛する人を失いたくはないんだけれども、でも、皇帝という立場が……
でも、わたるくん演じる玄宗皇帝はもっと人に近くて、そう理性ではわかっていても
抑え切れていない(一度は部下を振り切っちゃうわけだし)のがまた切なさ倍増という
感じです……
だって、楊貴妃がいなかったら、どんなに国が再興しようが、二度と分かち合えない
わけですからね。
最後の女仙となった楊貴妃との再会も切なくて悲しいです。最後には違う世界に
わかれてしまうわけですから。
ちなみに、安禄山は、かなりいやなヤツとして描かれていましたね。
最初から腹にイチモツ、いつ裏切ってもおかしくない感じでした。(笑)
楊貴妃にせまるところもまたすごくてびっくりでした。

さて、さらにマニアック。
湖月さん、トップらしくなりましたね〜。どんどん力をつけていくのがよくわかります。
でも、1つの舞台にいつも120%ぐらい注ぎ込んでいて、最後までもつのかちょっとだけ
心配になっちゃいます。そういうところがいいところではあるんですが。
最後の銀橋でほんとに泣いてましたね、ぼろぼろと。
ほんとに表情豊かで感情表現がすばらしくて、切なさがすごく伝わってきました。
壇さんもすごくよくなった〜!堂々としていて、月のころの壇さんよりもずっとずっと
トップ娘らしいです。楊貴妃の無邪気なところと美しくて凛としたところが
よく出ていたと思います。この楊貴妃なら玄宗皇帝も溺愛しちゃうだろうなぁという感じ。
酔っ払う場面、よかったです。
安蘭さん。……どうしちゃったの、トーコさん。なんか、最近悪役がはまるようになりましたね。
濃くなったというか、星組色が強くなったというか。安禄山がいやらしさ倍増でしたよ。
昔の雪組のさわやかトーコさんよりも、濃いキャラになってきたのかな?
(ショーの方も……ぶつぶつ)白昼のランブルース公爵からなんか変わったのかな?
あとの方々はなんか最初の方にちょろっとでてきてその後全然出てこなかったりとか、
知らないうちに処刑されちゃってたりとか……
あ、星原さんの宦官は印象に残ります〜。さすがですね。

あ、あと、最後の安禄山の乱のシーンで、玄宗皇帝がポニーテール(っていうのも
変なんだけど、なんと表現したらいいのやら)で剣をふりまわしてたたかうシーンが
かっこいい〜。髪をおろした安禄山もすてきだけど♪なぜに長髪で動き回るシーンって
かっこよいのでしょうね、宝塚だと。(笑)

----
ということで、すでに花舞う長安でかなり長いんですけど、さらに続き。
ショーの話。

このショー、おもしろかったです。ちょっと途中、白昼の稲妻を彷彿とさせる舞台が。
同じ方の作品だからかな?スタートのリアルト橋の場面、いいですね〜。
わたるくんもいいが、船で出てくるトーコさんがかっこいい。
やっぱりこのショーでもトーコさんは濃い感じのなぞの人の役。
(ブルームーンブルーみたいな役回り。ドルチェヴィータが壇さんで、紫吹さんのへび
にあたるのがトーコさんのディアボロって感じ)
歌いまくってくれてこれがいいのだ、ほんと。
しかもこのショー、矢代鴻さんが出てきてこれまたいっぱい歌ってくれてすばらしい〜!
そして、陽月華さんがいっぱい踊ってくれてうれしい。(すごく、上手なんです〜。体重を
感じさせない踊りで。目がそちらにいきっぱなし。)
場面としては、船乗りの場面で、黒いドレスのドルチェヴィータがすてきでした!
あの場面が好き、好き♪ 素顔の壇さんってめちゃくちゃ美人なんですが
その雰囲気のある髪型にかっこいい黒のドレスで。
男役さん3人の女装(?)もよかったですよ。やっぱりダンスにキレがあって。
あと、細かいけれど、最後の方でトーコさんと汐美さんが舞台の真ん中でぐっと
握手するところがあるんですが、そこがすきかも。これで退団の汐美さん。もったいない〜。
(月組のころよくみていたので……)
でも、ほんとにあっというまに大階段でフィナーレになってしまいちょっとびっくり。
おもしろかったけど、もうちょっとみたい〜とも思ってしまいました。(笑)

もちろん、わたるさんはかっこよかったですよ。
星組の遺伝子をもった方ですね。
今の星組ならば、伝説のナルシスノアールができる!と思っています。

すいません、かなりなマニアックトークになっちゃいました。
これで今年の観劇はおしまいかな?
次回は……おそらく来年の宙組東京公演かしら?

投稿者 satsuki : 23:30 | トラックバック

2004年09月12日

[Musical] コンサートにいってきました。

友人であるやまぐちあきこさんのティタイムコンサートにいってきました!

彼女は、現在も東宝ミュージカルのエリザベートに出演していたりと
自分の道を貫いてがんばっている人です。
歌がすごくうまいので、コンサートだといっぱい歌が聴けてうれしい〜!
しかも、歌のチョイスがミュージカル曲が多いので、それまたうれしいポイント。

元宝塚の男役さんで、現在ミュージカルをやっているので低い声から
高い声まで幅広く出すことができるし。
声量も豊かで、かなり感動的です。

なつかしのMe&MyGirlの楽曲「あごでうけなさい」をうたってくれたり、
WestSideとかモーツァルト!の曲とか……
他にも、彼女が最近考えている戦争について伝える歌とか
(さとうきび畑の歌がこんなに長いとは知りませんでした。)
もあったりして。

ラストのノヴァボサノヴァの曲がよかったです〜〜〜!
本役さんよりも迫力だったかも!

途中で、質問コーナーもあったし。
生い立ちとなぞらえた歌の選び方とか、おもしろかったです。

またいっぱい彼女の歌が聴ける可能性があるといいな〜。
とても楽しいコンサートでした!

投稿者 satsuki : 01:04 | トラックバック

2004年08月26日

[Musical] ミスサイゴン

帝劇のミスサイゴン、観て参りました!

10年ぶりの再演だそうで、実は私は初演のときも縁あって
観ていたりするのですが、どんな構成かすっかり忘れていて
初心に返ってみておりました。
(あとで、初演のプログラムと、再演のプログラムを比べて
面白かったですが。市村さんとか、石井一孝さんとか(アンサンブルに
いらしたのですね)。ちなみに、石井さんのとなりには
石川禅さんがいらっしゃいましたが。←エリザつながり)

私がみたバージョンは
エンジニア:市村さん
キム:松たかこさん
クリス:井上芳雄さん
ジョン:坂元健児さん
エレン:ANZAさん
トゥイ:泉見さん
ジジ:高島みほさん
でした。
結構豪華だと思うんですが。自分的には、一番見てみたい組み合わせでした。

もう、幕があがってすぐから泣きっぱなし?!
なんで幸せな場面でうるうるしてるの?>私 な状態でしたが。
どこが一番、というのは追記に書くとして
やはりこのミュージカルはすばらしいなぁと思いました。
同時に、ベトナム戦争を題材にしているので、
今の情勢(イラクとかアフガニスタンとか)とちょっと重ねて考えてしまう
こともあって、本当に戦争は悲しくてせつなくて苦しい、つらいものだと
思いました。

ミュージカル的には、市村エンジニアが絶品です!
松さんもオーラを感じました。
井上さんはクリス役にぴったりな感じ。
個人的にはトゥイにも今回ちょっと感情移入してしまいました。

装置も豪華で、舞台がびっくりですね。
さすが、東宝!と思いました。
ヘリコプターも、ホーチミン像もキャデラックも健在。

歌ももともといい曲が多いし、ほんと、いい舞台でした。

チケット、なかなかとれないけれど、もっと見たいな〜とか
今回のキャストでまたCDを出してほしい〜とか
いろいろ思いました。
(エリザも再演バージョンで出してくれないかなぁ)

ということで、以下、ネタバレあり感想は続きに書きます。

----------------------------------------

ということで、以下、ネタバレありです。
読みたくない方はスクロールしないでください。























ということで。

もうちょっとネタバレマニアック感想を書きます。

私はもともと涙もろいんですが、
今回、1幕から泣きまくりでした。

幸せな場面もこのあとのことがちょっとよぎっちゃったのか、
少しウルウルしてしまいましたが、
やはり、トゥイの死の場面で堤防決壊でしたね。

もちろん、これで罪を背負ってしまうキム、殺してしまって
はっと我に返り「いやーーーーーーーー」と叫ぶキムの
姿にも涙、なのですが。今回のトゥイ、なんだか悪い人に
見えなくて。ただ、不器用だっただけなのに、キムが好きで
振り向いてほしかっただけなのに、振り向いてもらえず……
というように見えてしまって。(なんかファントムっぽい?)
その報われなさ、そしてキムに殺されてしまうというところが
なんだか悲しくて、泣いてしまったのでした。

そのあとの、命をあげるよの歌の場面もすごくじーんと
きました。クリスとであったときには、本当に少女だったのに
母として強く成長した感じがすごく感じられて。
タムに対する愛情と、決意がすごく感じられました。
松さんの歌い方ともすごくマッチしていたと思います。
高音が若干弱いのですが、裏返る前までの音域の
松さんの声量と迫力が、すごく活きていました。
少女のころと、母になってからのキムの違いが歌(歌い方)
でもよくわかったし。何より、松さん自身のオーラが
それにさらに迫力を加えていたと思っています。

次は、やはりヘリコプターのシーンですかね〜。
あのとき、最後の最後に必死に金網にへばりつきながら
キムをさがすクリスの姿に堤防決壊。
本当に井上版クリスは、ぴったりでしたね。
人がよさそうで情熱をもっていて、でもちょっと弱くて。
歌ももちろん絶品です〜。
でも、この場面のクリス、本当によかったです。
最後、ヘリから叫ぶところも胸に迫りました。

ちなみに、アメリカでの場面やバンコクにきてからのエレンとの
場面などが、なんか初演のときと印象がちょっと違いました。
井上版クリスではその弱さがよくわかる(というか、弱さゆえに
こうなっちゃったのね〜となんだか納得できる)のです。
クリスという人物の評価はさがりましたが、話としては
より納得できる感じでした。

そして、もちろんキムの死も涙、涙。
その直前のキムとエレンの対決シーンもすごく迫力があって。
キムの方が、燃え立つようでエレンを圧倒してる感じがあって。
そこからキムが決意を固めていって、最後につながると思うと
キムの想いもとても悲しいです。
お話としては、クリスと話してから決めればよかったのにと思わなくも
なかったのですが、舞台を見て、これはクリスにあったらきっと
キムのその燃えるような決意がゆらぐだろうし、
話してからでは効果はなくて、やっぱり会う直前のこのときに
すべてが最高潮にたっして、そうなるしかなかったんだろうなぁと
納得しました。

本当に悲しい話です。その後、タムが幸せになってくれるといいと
思ってしまいました。最後、クリスとキムが中心にいる一方、
エレンが葛藤したあとタムを受け入れたというようなお芝居が
すみの方でされていて、このあとタムはちゃんと受け入れられたんだなと
思いました。

さて、この筋だとエンジニアについて全然かけないんですけど、
市村エンジニアはすごかったです!
踊りに切れがあるし、市村さんは役によって、動きや演技はもちろん、
歌い方も変えていらっしゃるんだろうなということがよくわかりました。
(前回のモーツァールトのときのお父さん役のときは全然違う
印象でしたから)
エンジニアのギラギラした感じ、お茶目な感じ、するりするりとかわしながら
生きていく感じ、ずるいところ、などなど。
本当に主役、ですねぇ、この役は。
(エンジニアとキムの話なのかな、ミスサイゴンは。)

ということで、非常にエンジョイいたしました。
音楽もすばらしいし、カーテンコールが5回ぐらいあったし。

また機会があったらみたいと思うミュージカルでした。

投稿者 satsuki : 16:06 | トラックバック

2004年08月06日

[Musical] ファントムの興奮がさめやらぬこのごろ

今日のは情報ではなくて、ただのつぶやきです。

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宙組のファントムを観劇してから数日たちましたが、
まだ興奮さめやらず……
頭の中には、ぐるぐると、オープニングの曲「僕の悲劇をきいてくれ」と
ファントムとクリスティーヌの歌「You are music」(だったかしら?)
が回り続けています。

こんなに残るのは久しぶりかも。
ミー&マイガール、エリザベート以来かもしれません。
ううう、他の曲が聴けない。(苦笑)
いっそライブ版CDも買って聞こうかしら?!

あらためて、和央さんのファントムと、樹里さんのキャリエールよかったなぁと
思いつつ。気になって、検索かけて感想とかみちゃったり、
すでに観劇した人に電話をかけてみたり。(Yuminさん、おつきあいありがとう。笑)
まだまだ興奮さめやらぬ感じです。

ちなみに、次のミュージカル観劇予定は、帝劇のミスサイゴン♪
こちらも、初演をたまたまご縁があって見ることができたのですが、
再演を見るのが楽しみ。
井上版クリス、松たかこ版キム、そして市村版エンジニア予定でございます。
たぶん、これを見るまではファントムの歌が鳴り響いているでしょう。(笑)

すみません、全然興奮がおさまらない感じなので、とりあえずつぶやいてみました。(笑)

投稿者 satsuki : 13:43 | トラックバック

2004年08月03日

[Musical] ファントム(宝塚宙組公演)

ついに本領(?)発揮、宝塚の公演を見てまいりました。
今回は宙組公演です。
もう感動の嵐です。

このファントムは有名なオペラ座の怪人をモチーフにしていますが、
あの有名なミュージカルではなくて、原作をベースにした別の
アメリカのミュージカルの方です。(怪人が人間バージョン)
でも、今まで見た中で、一番後味のいい(?)ものでした。
もちろん泣きましたが。
(何せロンドンのオペ怪の時には2時間号泣した私です)
宝塚のいいところはおわったあとにミニショーがあって
明るい気持ちで帰れるところです♪

主役の和央ようかさんはほんとにすばらしかったですし、
みんな歌がうまかったのでききごたえあったし、音楽も
すてきなものが多くて大感激でした。
これは間違いなく傑作に数えられる作品になるでしょう。

以下ネタばれありなので、追記の方に書きます。(笑)
あ、興味をもたれた方は、ぜひ宝塚の宙組公演のホームページをごらんくださいませ。そこからさらに詳しい情報にもいけます。
長髪のすてきなファントムの写真に出会えます♪

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ということで、ネタばれあり感想(多少マニアック)です。
ネタばれがいやな方はもどってください。















ということで。感想。(というか叫び??)

もう、ほんとすばらしいです。いままでずっとずっと和央さんを生かしてくれる
演目をまっていましたが、間違いなく、彼女の代表作に数えられるすばらしい
舞台だと思います。歌も踊りもすばらしい!長髪のファントムがかっこいい!!!
仮面もすてきだし、その長髪で踊られるとすごくすてきです!

もちろん花ふささんも歌がうまいし、前支配人役のキャリエールの樹里さん!
もうすてきです〜〜〜〜〜〜!!!

このファントムは、いわゆるファントムが人バージョンですが、
なんか後味が違うのは、クリスティーヌが伯爵に心変わりをしないというのと、
キャリエールとの関係性だと思います。
このファントムは最後まで愛されてるし、愛されたまま死んでいくので……
精神的にはすごく救いのあるお話だと思いました。
そういう意味では、伯爵ってなんだったんだろうって思うのですが……

それでも、泣いてしまう場面は、
心が通いあったはずのクリスティーヌがファントムの顔を見た場面。
あんなに幸せそうだったファントムを一瞬にして絶望に突き落としてしまう
ところがもう号泣場面でした。(私はファントムになぜかすごく肩入れしちゃうのです)
それまでの葛藤を越えて仮面をとったのにあんまりです。
その後のファントムの叫びがすごくすごく悲しかったです。

もう1つは、キャリエールとファントムの銀橋で語り合う場面。
二人の歌とやりとりとがもう涙、涙なのです。
何もいわなくてもわかりあっていた二人。
この場面があるから、ラストがまた余計に悲しいけれども
救いがある感じなのかなぁと思いました。
クリスティーヌは最後までファントムを愛していたし、
もちろんキャリエールの愛情もあったし、
そんな愛情につつまれて息をひきとるファントムは
もしかしたら最後の瞬間は幸せだったのかなぁと。

ということで、なんだかとても後味がいい(少なくとも地下鉄で
号泣して帰らなくてもいい)お話だったと思います。

1つだけ不満をあげるとすると、伯爵ってなんだったのかしら?
せっかく安蘭けいさんを使っているのに歌とかも少なかったし、
さやあてにもまったくなってなかったし、なんとなく軽い人になってたし
(最後は一途にクリスティーヌを想っていたと想いますが)
うむむ?ま、こういうお話といえばそうなのですが。
お話としてはすごくよかったと思うのです。
単にトーコちゃんファンとしてもったいないなぁってだけで。(笑)
ま、和央さんがかっこよかったのでよしとしましょう。
(一番はやっぱり和央さんなので♪)

いつもはバックにいる背の高い若い方々にも目がいきますが、
今日の舞台はもう和央さんオンリーでした。
ものすごく目をひきます。
ファントムも若くて人間的な設定だったし。
この話、主役はファントムとクリスティーヌじゃなくて、
ファントムとキャリエールさんだったのかなぁと思ったりも
します。

すいません、観てない方にはなんのこっちゃな感想になってしまいましたが、
あらすじ等の詳しくは宝塚の宙組公演のホームページで!(笑)

投稿者 satsuki : 23:11 | トラックバック