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2006年06月13日

[Musical]Never Say GoodBye(宝塚宙組公演)

ということで、観劇三昧な今月。
宝塚の宙組公演にいってきました。
6/1にも見ているので2回目ですが。
今回は、和央ようかさんのサヨナラ公演。ついにずっとみてきた彼女も宝塚を卒業です。
さ、さびしい……ということで、いつもは一公演一回ぐらいの私なのですが、
この公演だけは、通うことを決めました!
……ということで2回目なのです。

今回は、一幕もののオリジナルなミュージカル。
スペイン内戦を舞台にカメラマンの男性と劇作家の女性がその状況に巻き込まれ……
人生の真実の瞬間をみつけていく、という話。
歌が、ジキルとハイドのミュージカルの音楽を作った人の曲なので、とてもすてきな
曲が多いし、みんなのこの舞台への熱意もすばらしいです。
歌も安心してきくことができるしね。(笑)

しかし、歌詞がまたいいんです。さわやかなサヨナラにふさわしい……
このミュージカルはぜひ、普通に外部でもやっていただきたいぐらいのいい話です!

ということで、以下、ネタバレ感想は追記で。

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ということで、再びネタバレマニアック感想。



















といことで。

今回、とてもいい話で(前回の宙組公演とは比べ物にならない!)サヨナラにふさわしい演目に
なりました。一安心。

ジョルジュ役の和央さん、自然体のかっこいい男性役です。さらっとしてて、でも熱いものももっていて。
カメラマンということで、写真に関するいろいろがでてくるんですが、これまた、ちょっとおもしろいです。
(いつもカメラをもっているんですが、何のカメラでしょう?)
イメージとして、ブレッソンとかロバートキャパみたいなカメラマンなのかな?と思うんですが、
内戦を通して人生の意味をみつけていく……
歌も踊りもすてきです。最後、すがすがしく、戦地におもむくところとかが、
そのままサヨナラに重なってしまいます。

キャサリン役の花ふささん、いつもとちょっと違う感じ?地味です。かなり。
ラジオ局の場面の歌は本当に心が入って歌っている感じ。
いつもより喜怒哀楽がさらにすごくて、悲しいところでは本当に泣いてるし。
でも、和央さんと一緒のとき、本当にうれしそうでした。
最後のばらばらになるところのせつなさ、苦しさも……

ジョルジュの友達、ヴィセント役の大和さん、すごくよかったです。
マタドールとかいわれるとほんと、スペインでみたマタドールを思い出します……
ひたすらかっこいい、ひたすらラテンな感じ!
(余談ですが、ラスト、羽を背負っておりてくるんですけどちょっとせつない……
どうしてこのままトップにあがらないんでしょう……)

あと、敵役のアギラール役の遼河さん、かなりよかったです!
この役がしっかりジョルジュと対峙してくれないと物語が全然魅力的じゃなくなる
のですが、これがすごく濃い感じで!歌もなんとかかまさずいけてるし、
雰囲気がすごくよく出ていました。
(いや〜な感じとか!)
いや、かっこいいんですけどね。

そして、歌がそれぞれよかったです。ほんと。曲をちゃんと覚えたくなってます。(笑)
これは名作です。そして今のメンバーにぴったりです。

余談ですが、スペインのいろいろな地名とか、サクラダファミリア7とか出てきたりして
なんだかイメージが余計に膨らんでおもしろかったです。
(去年のスペインを思い出します〜)

ということで、後何回いかれるかわからないんですが、毎回、あらたにいろいろ
発見したりよりわかっていくような気がします。(笑)

投稿者 satsuki : 23:49 | トラックバック

2006年06月08日

[Musical] Me & My Girl

ついについに!私がもっとも好きなミュージカル、ミーアンドマイガールがはじまりました!!
実は、どうしてもどうしてもみたくて、帝劇のグループ観劇にもまわりを巻き込み
申し込みをした私。その観劇はもうちょっとあとなのですが、どうしてもいてもたってもいられず、
一足お先に一人で観劇してきました!

思い入れがかなり強い作品なので、生半可なキャストでは観られない!と思っていたのですが、
今回はメンバーをみてこれだ!と思い……
そして、実際に観て、予想以上によかったので大感激!!!!でした。
もう、みんなに観て観て!といいたい!!!
これ以上のキャスト、今はもうないよ、というぐらい、みんないいですよぉぉぉ!!

ストーリーは、マイフェアレディの男性版とよく言われますが、下町育ちのビルはある日自分が
伯爵家の跡取りだといわれて、貴族にふさわしくなるように教育を受け……というコメディです。

とにかく全体が明るい!曲も覚えやすいし、開演前からいろいろイベントがあっておもしろいし。
出てる人みんなが歌も踊りもよくて……ラストのランベスウォークはぜひフリを覚えて一緒に
踊ってもりあがってほしい!!

詳細はコチラへ!帝劇のミーマイのページです。(いきなり音楽なるんで気をつけてください。)

ぜひぜひ、一人でも多くの方(特に、今までミュージカルをみたことがないという方にもオススメです!)
に観ていただきたい!!

以下興奮さめやらぬネタバレマニアック感想は追記にて!

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ということで以下ネタバレ感想。
今、相当興奮状態なので、長いです!!
















のっけから個人的なことで申し訳ありませんが、実は今日はものすごい夢のような
席で観劇しました。Yuminさん、本当に心から感謝しています!!!!
前から2列目、通路真横!!
こんな前でみたことなんてほとんどないよ!っていうぐらいすごい席です。
しかも通路。ミーマイでは通路は非常に大事!
一幕、二幕ともにラストは客席にみんながおりてくるのです!!
私、さらにラッキーなことに、井上さんが目の前な側でした。
#あ、興奮して書き忘れていましたが、主人公のビルは井上芳雄さん、
#恋人サリー役は笹本玲奈さんです……

私の前の最前列の方は、一人は、井上さんがひざにすわり、もう一人は
ラストのランベスウォークで井上さんと一緒におどって「いいじゃん!」って
ほっぺにタッチされながら、ほめられてました!うひょぉ〜!

……はぁ、はぁ。落ち着け自分。(笑)

さて、今回は、本文にも書きましたが、最高のキャストだと思います。
宝塚初演に並ぶ、名キャスト陣になったと思います。

ビルの井上さん、歌も踊りも最高だし、今まで王子様やシリアスな役が多かった
けれど、コメディもいけますねぇ。おもしろかったです。もちろん踊りもいいけど、細かいところが
おもしろかったです。
そして、サリーの笹本さん!かなりよかったです。サリーはどうしてもこだま愛さんと比べてしまう
のですが、歌も踊りもかなり匹敵するぐらい。下町娘の雰囲気も自然でよかったし、
最後もよかったです。すごくチャーミングだし、今後が楽しみ!
マリアは、涼風さん。どうしても涼風さんはジャッキーのイメージが強く、マリアは春風さんだよね〜と
おもってたんですが、これまた、いい感じのマリアになってました。公爵夫人としての毅然としてるところ
や上品なところはそれらしく、そして、おかしいところはとてもおかしく(!これがかなり新鮮でした!!)
変幻自在でした。すばらしい。当然歌も最高です。貴族の義務の歌(今回は貴族の責任という
言葉になっていましたが)もすばらしい!!
ジョン卿の村井さん。エリザベートのパパの印象が私は強いのですが、これまたうまいですねぇ。
すごいぴったりの役どころでした。
ジャッキーの純名りささんも、すごくかわいい(小悪魔ちっくな?)ジャッキーで新鮮でした。
当然歌はうまいんですけど、なんか表情とかちょっとしたしぐさとかがすごくかわいかった……
すみれコードがはずれたおかげで、ビルに迫るところがすごいことになってます。必見?!
ジェラルドも情けなさ満載でめちゃくちゃはまってます。しかも踊りがうまい!!!
タップのところがすごくよかったです。(2幕の幕開き)
パーチェスターも安心して歌をきいてられるし、なんかちょっとうさんくさそうな(笑)
感じがまたいいですね〜。
チャールズ(ヘザーセット……そういえば、この苗字、一度も出てこなかった……)も
何があっても平然としていておもしろかったです。
バーターズビー卿夫妻もかなりいい味出してます!脇役だけど目がいくよ〜。
夫人のタップにびっくり。めちゃくちゃうまいです……
……と各キャストにつて書きまくりましたが、ほんと、どのキャストもいいです。
そして、アンサンブルもうまいと思います。このミュージカルはタップダンスも多いのですが、
みんなビシっと決まって気持ちいいです〜!

オーケストラものりのりです!踊る指揮者さんとか……楽しいですよ〜!
開演前のロビーでのイベントも楽しいのでぜひ必見。30分ぐらい前からいるといいみたい?!

何度もみてるし、歌詞も暗記するぐらいなので、当然話の筋もわかってるのに
4回ぐらい泣いてしまった私……(いや、悲しい話ではないです、せつない場面はあるけど。)
#ちなみに1回目は幕開きで、再びミーアンドマイガールがみられる!と思ったら涙が……
#そして、すべてカーテンコールも終わったあと、再び涙……涙腺が弱いです……

ランベスウォークもまわりがのりがよかったおかげで、ラストのカーテンコールでのランベスウォークは
スタンディングで一緒に踊りました!!!楽しかった〜!!
(次回、一人でもたって踊ろうと思っている……笑)

あ、ひとつだけ。宝塚バージョンとは歌詞がけっこう違います。
最初のうちはそれが「あれ?あれ?」って感じだったんですが、
だいぶ訳がこなれて自然な歌詞になったな〜と思います。
微妙に場面の中の細かいところもかわってるところがありますが……
ま、そんなのはささいなことでした。(笑)
#とかいいながら最初はひっかかっていた……

本当に楽しかったです!!!!!
もう一回みにいくけど、さらにチケットを探しちゃおうかなぁという気になってしまった……ははは……
今月は実は怒涛の観劇月間(このミーマイと宝塚の宙組公演(和央さんのサヨナラが……))
ですごいことになってたりはするんですが……

---

しみじみひたっていたら、いろいろ細かいこととかも思い出したのでさらに追記。(笑)

そういえば、さすが帝劇です。舞台装置がとてもすてきでした。まんなかの回転する盆を
うまく利用して、その上に3部屋ぐらいのセットがあって、それをくるくるまわしていろんな場面を
作ってました。これがすごく雰囲気があっていい感じ!
また、オケボックスがあがったりさがったりします。すごい!!!
(ちなみに、最初、オケの方々は客席から登場!です。笑)

#そういえば、舞台の幅がせまい感じがしたけど、それは気のせいかしら??

あと、上に歌詞が違う、という話をかいたのですが、歌詞も違うけど台詞も違います。
ま、訳してるので、訳し方によって細かいいいまわしとかは違うのですが。
それ以上に、なんか現代風になってるところや、日本風なたとえになってるところとかもありました。
たとえば、「ラジオのアナウンサーみたいなしゃべり」→「BBCのアナウンサーみたいなしゃべり」とか
祖先に対する的外れな台詞に「ベンハーに出てたよね」とか映画ネタを使ったり。
ワインのデキャンタを「しょうゆさし」といったり。ほかにもこまこまいろいろあった気がする……

パーチェスターの歌とか宝塚版は早口言葉みたいに難しかったけど、
もっとわかりやす〜い歌詞になりましたね。
「ちょいと〜たべてちょいと〜のんで♪」
みたいなのから
「のみましょう、たべましょう♪」
になったし、英語そのままだったところももっとこなれた日本語になりました。
(マリア公爵夫人の高笑いがないのがさびしいが……)
EnglishGentlemanも2幕幕開きも。もちろん主題歌もランベスウォークも。
たぶん、初見でわかりやすくなった!と思います。

#このあたり、宝塚版との差だけなんで、読み飛ばしてください。(笑)
#愛がある分、いろいろ細かいこと書いちゃいました。
#でもでも!今回のミーマイはほんとにすばらしかったんですぅぅぅぅ!

あと、かけあいとかは、宝塚版の方がもうちょっと台詞とか多かった気がします。
ま、芝居の月組で達者な人たちばかりでやったので、いっぱい遊びもあったんだと
思いますが……
今回の帝劇メンバーもどれぐらい遊びが育つか、楽しみです。
このミュージカル、遊ぼうと思えばいろいろ遊べるんです。息があってくるとおもしろいんだよね……
今回一ヶ月弱しかないのがもったいない。もうちょっと時間をかけたらもっともっと育っていく
と思うんですが……

また、まったく同じメンバーで再演しないかなぁ?なんてちょっと気が早い?!(笑)
DVDだとかCDだとか、このメンバーで出してくれないかなぁ……ほんとに。

投稿者 satsuki : 23:07 | トラックバック