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2005年09月04日

[Musical]エリザベート

またまた観てきました、東宝版エリザベートです。

何度みても新鮮におもしろいミュージカルです。いろいろ感じ方が変わったり
新たな発見があったり。

今回は、内野さんトート、鈴木さんのフランツ、浦井さんのルドルフでみてきました。
(子ルドルフは苫篠くん♪)

今回は一ヶ月しかないこともあり、かなりチケットが大変だったようですが、
友達に感謝、です。

ストーリーなどは、公式ページのコチラをみていただくとして。
基本的には、2004年版と同じなのですが、それぞれやってる方たちがパワーアップをしたからなのか、
なんだかまたすごくおもしろかったのでした。
エリザベートとトート、そしてフランツヨーゼフの3人のすれちがいがよく際立ってる感じがしました。

そして、東宝&帝劇ということで、舞台装置もあいかわらずすてきでした。
3本の塔が印象的。基本的にはほとんどかわらないのに、いろんな場面にみえて。

そして、楽曲がやはりいいです、エリザベート。
すっかり頭の中ではまって流れまくっています。

ということで、とてもいい舞台でした。
以下、ネタバレマニアック感想は追記で。

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ということで、追記。
ネタバレマニアック感想です。















ということで、ネタバレあり、マニアック感想。

今回の内野トート閣下、かなりパワーアップしてました。
ねっとりとした感じ。(笑)←かなりいい意味です!
執拗な感じというか。
かなりかなりエリザベートをねっとりとした感じで追いかけで誘惑してる感じ。
「扉をあけてくれ〜」の場面の後、机の上に寝そべって、エリザベートを
よびよせたり、手先までなんか妖艶というか、なんというか。
そして、内野トート閣下の好きなところは、感情とかがちゃんと表に出ているところ。
満足げだったり、不敵だったり、驚いたりがっかりしたり、そういうのがよくあらわれていて、
エリザベートを翻弄しながらも、逆に翻弄されている、というところが出ていてよかったと
思います。
ラストも本当にうれしそうだし。

一路エリザ、ますます輝いてすてきです!
神々しいぐらい。すごいですねぇ。彼女のパワーあってこその舞台!という感じに
なってきました。あれぐらい強くて存在感があると、自分を通して、まわりが翻弄されちゃう
というのがよくわかります。
一幕ラストの階段をおりてくるところなんて、もう神々しくて。

鈴木フランツ。頼りなさ抜群な感じです。
やっぱりいろんな人にふりまわされ、板ばさみになっちゃって、という感じ。
エリザに圧倒されてしまっている感じとか、よく出ていたと思います。
これでエリザベートがはなれていってしまう、というのもわかるし、
それでも、エリザをずっと一途に思っていて、でもなんかそれをうまく表現できなくて
というのが切ないですね。

今回、この3人の歌の歌詞をきいてると、本当にすごくすれちがってるのがよくわかります。
最初のフランツとエリザの婚約のところの歌とかも、思いっきり二人の考え方や
感じ方がずれちゃってるのが出ていますね。
そのままいってしまったのでうまくいかなかったのかな、と。
あと、ラストのエリザとトートの歌も、宝塚版はなんか心が通い合った感じだったけれど、
東宝版は、それぞれやはりすれちがっている。エリザは「自分の命を預けるのは自分だけ」
といってるし、トートは「エリザの命を預けるのは私にだ」といってるし。
ふ〜む。

高嶋ルキーニ、私にとってはちょいと大人しめな感じ。
狂ってる人というよりも、どちらかいうと小者感の強い感じの演じ方だったと思います。
私としては、いっちゃってるルッキーが好きなので、もうちょっとハイテンションでもいいかなと
思いますが。(笑)

子ルドルフちゃんがすごくかわいかったです。
スタートででできたところからなんか釘付け。大人とまじっての群舞でもしっかり踊っていて。
名前にも覚えがある子なのですが、前回も出ていたのかしら?
歌もうまいし、将来楽しみかも?!
(アマデといい、子役さんってすごいですねぇ。)

青年ルドルフ、もうちょっとトートとやりあうところで葛藤がほしかったです。
まっすぐで、革命にも迷いなく、という感じでしたね。
トートの言うなりな感じで…… 
歌という意味では、ちょうどいいバランスかも。
(これ、井上さんがやったらどうなっちゃうんだろうなぁ、今。
山口さんならはりあえるけど、ことによると内野さんはおされてしまうかも?)

友達もばっちりチェックしてきましたよ〜。
今回はとても目立つ役があったので、すぐにわかりました。
それ以外にもシシーの結婚の場面で、いつのまにか、賛成派から反対派になってたり
とか。(笑)
ハス!の場面の男装もばっちりチェックしました。(笑)

ということで、なかなかおもしろかったです。
やっぱりエリザベートはかなり完成度の高いミュージカルだなあと
実感しました。

ちなみに、エリザベートはあちこちで演じられていますが、やはり、
イーサン・フリーマンさんのかなりいっちゃってるルッキーニとあやしげなウーヴェさんトートが
好きです。(笑) そして、またまたウィーン初演版をひっぱりだしてしまった私。

#関係ありませんが、なんかこのお二人、今年〜来年にかけてオペラ座の怪人で
#ファントムをやるそうな。
#イーサンさんのファントム、みてみたい〜♪ 高笑いとかいけてるだろうなぁ……

投稿者 satsuki : 2005年09月04日 19:48 | トラックバック