Home
Miniature
Book
Tea
Music
Trip
Photo
House
Etc

2004年12月02日

[Musical] 宝塚星組公演

久しぶりの宝塚です……って前回みにいったのは8月頭だからそんなにあいても
いませんが。(笑)

今回は星組東京公演を観にいきました。
演目は、
「花舞う長安」

「ロマンチカ宝塚'04」
です。

いや〜、よかったですよ。長安の方は玄宗皇帝と楊貴妃、それに安禄山の話。
最後が切なくて泣けました。
ショーはあっというまにおわってしまいましたが、途切れなくどんどん場面転換していくし、
歌と踊りがいっぱい入っていてすごくよかったです。
役どころもぴったり♪

ということで、非常に楽しみました。

以下、恒例マニアックねたばれあり感想文は追記で。

----------
以下、ネタバレありマニアック感想です。
ネタバレがいやな方は見ないでくださいませ。














ということで。感想。

いや〜、ほんとによかったですよ。おもしろかったです。
玄宗皇帝というより楊貴妃が主役ですね。
ずっとずっと幸せ〜な場面が続いて最後突然に急転直下不幸になっちゃうんですが。
ラブラブだっただけに、最後の別れの場面が非常に切なくて。
まわりをふりきって、楊貴妃を救おうとする玄宗と毅然として死に向かう楊貴妃。
どうも、玄宗皇帝の方に感情移入してしまって、もう涙ぼろぼろです。
やっぱり、愛する人を失いたくはないんだけれども、でも、皇帝という立場が……
でも、わたるくん演じる玄宗皇帝はもっと人に近くて、そう理性ではわかっていても
抑え切れていない(一度は部下を振り切っちゃうわけだし)のがまた切なさ倍増という
感じです……
だって、楊貴妃がいなかったら、どんなに国が再興しようが、二度と分かち合えない
わけですからね。
最後の女仙となった楊貴妃との再会も切なくて悲しいです。最後には違う世界に
わかれてしまうわけですから。
ちなみに、安禄山は、かなりいやなヤツとして描かれていましたね。
最初から腹にイチモツ、いつ裏切ってもおかしくない感じでした。(笑)
楊貴妃にせまるところもまたすごくてびっくりでした。

さて、さらにマニアック。
湖月さん、トップらしくなりましたね〜。どんどん力をつけていくのがよくわかります。
でも、1つの舞台にいつも120%ぐらい注ぎ込んでいて、最後までもつのかちょっとだけ
心配になっちゃいます。そういうところがいいところではあるんですが。
最後の銀橋でほんとに泣いてましたね、ぼろぼろと。
ほんとに表情豊かで感情表現がすばらしくて、切なさがすごく伝わってきました。
壇さんもすごくよくなった〜!堂々としていて、月のころの壇さんよりもずっとずっと
トップ娘らしいです。楊貴妃の無邪気なところと美しくて凛としたところが
よく出ていたと思います。この楊貴妃なら玄宗皇帝も溺愛しちゃうだろうなぁという感じ。
酔っ払う場面、よかったです。
安蘭さん。……どうしちゃったの、トーコさん。なんか、最近悪役がはまるようになりましたね。
濃くなったというか、星組色が強くなったというか。安禄山がいやらしさ倍増でしたよ。
昔の雪組のさわやかトーコさんよりも、濃いキャラになってきたのかな?
(ショーの方も……ぶつぶつ)白昼のランブルース公爵からなんか変わったのかな?
あとの方々はなんか最初の方にちょろっとでてきてその後全然出てこなかったりとか、
知らないうちに処刑されちゃってたりとか……
あ、星原さんの宦官は印象に残ります〜。さすがですね。

あ、あと、最後の安禄山の乱のシーンで、玄宗皇帝がポニーテール(っていうのも
変なんだけど、なんと表現したらいいのやら)で剣をふりまわしてたたかうシーンが
かっこいい〜。髪をおろした安禄山もすてきだけど♪なぜに長髪で動き回るシーンって
かっこよいのでしょうね、宝塚だと。(笑)

----
ということで、すでに花舞う長安でかなり長いんですけど、さらに続き。
ショーの話。

このショー、おもしろかったです。ちょっと途中、白昼の稲妻を彷彿とさせる舞台が。
同じ方の作品だからかな?スタートのリアルト橋の場面、いいですね〜。
わたるくんもいいが、船で出てくるトーコさんがかっこいい。
やっぱりこのショーでもトーコさんは濃い感じのなぞの人の役。
(ブルームーンブルーみたいな役回り。ドルチェヴィータが壇さんで、紫吹さんのへび
にあたるのがトーコさんのディアボロって感じ)
歌いまくってくれてこれがいいのだ、ほんと。
しかもこのショー、矢代鴻さんが出てきてこれまたいっぱい歌ってくれてすばらしい〜!
そして、陽月華さんがいっぱい踊ってくれてうれしい。(すごく、上手なんです〜。体重を
感じさせない踊りで。目がそちらにいきっぱなし。)
場面としては、船乗りの場面で、黒いドレスのドルチェヴィータがすてきでした!
あの場面が好き、好き♪ 素顔の壇さんってめちゃくちゃ美人なんですが
その雰囲気のある髪型にかっこいい黒のドレスで。
男役さん3人の女装(?)もよかったですよ。やっぱりダンスにキレがあって。
あと、細かいけれど、最後の方でトーコさんと汐美さんが舞台の真ん中でぐっと
握手するところがあるんですが、そこがすきかも。これで退団の汐美さん。もったいない〜。
(月組のころよくみていたので……)
でも、ほんとにあっというまに大階段でフィナーレになってしまいちょっとびっくり。
おもしろかったけど、もうちょっとみたい〜とも思ってしまいました。(笑)

もちろん、わたるさんはかっこよかったですよ。
星組の遺伝子をもった方ですね。
今の星組ならば、伝説のナルシスノアールができる!と思っています。

すいません、かなりなマニアックトークになっちゃいました。
これで今年の観劇はおしまいかな?
次回は……おそらく来年の宙組東京公演かしら?

投稿者 satsuki : 23:30 | トラックバック