ついに本領(?)発揮、宝塚の公演を見てまいりました。
今回は宙組公演です。
もう感動の嵐です。
このファントムは有名なオペラ座の怪人をモチーフにしていますが、
あの有名なミュージカルではなくて、原作をベースにした別の
アメリカのミュージカルの方です。(怪人が人間バージョン)
でも、今まで見た中で、一番後味のいい(?)ものでした。
もちろん泣きましたが。
(何せロンドンのオペ怪の時には2時間号泣した私です)
宝塚のいいところはおわったあとにミニショーがあって
明るい気持ちで帰れるところです♪
主役の和央ようかさんはほんとにすばらしかったですし、
みんな歌がうまかったのでききごたえあったし、音楽も
すてきなものが多くて大感激でした。
これは間違いなく傑作に数えられる作品になるでしょう。
以下ネタばれありなので、追記の方に書きます。(笑)
あ、興味をもたれた方は、ぜひ宝塚の宙組公演のホームページをごらんくださいませ。そこからさらに詳しい情報にもいけます。
長髪のすてきなファントムの写真に出会えます♪
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ということで、ネタばれあり感想(多少マニアック)です。
ネタばれがいやな方はもどってください。
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ということで。感想。(というか叫び??)
もう、ほんとすばらしいです。いままでずっとずっと和央さんを生かしてくれる
演目をまっていましたが、間違いなく、彼女の代表作に数えられるすばらしい
舞台だと思います。歌も踊りもすばらしい!長髪のファントムがかっこいい!!!
仮面もすてきだし、その長髪で踊られるとすごくすてきです!
もちろん花ふささんも歌がうまいし、前支配人役のキャリエールの樹里さん!
もうすてきです〜〜〜〜〜〜!!!
このファントムは、いわゆるファントムが人バージョンですが、
なんか後味が違うのは、クリスティーヌが伯爵に心変わりをしないというのと、
キャリエールとの関係性だと思います。
このファントムは最後まで愛されてるし、愛されたまま死んでいくので……
精神的にはすごく救いのあるお話だと思いました。
そういう意味では、伯爵ってなんだったんだろうって思うのですが……
それでも、泣いてしまう場面は、
心が通いあったはずのクリスティーヌがファントムの顔を見た場面。
あんなに幸せそうだったファントムを一瞬にして絶望に突き落としてしまう
ところがもう号泣場面でした。(私はファントムになぜかすごく肩入れしちゃうのです)
それまでの葛藤を越えて仮面をとったのにあんまりです。
その後のファントムの叫びがすごくすごく悲しかったです。
もう1つは、キャリエールとファントムの銀橋で語り合う場面。
二人の歌とやりとりとがもう涙、涙なのです。
何もいわなくてもわかりあっていた二人。
この場面があるから、ラストがまた余計に悲しいけれども
救いがある感じなのかなぁと思いました。
クリスティーヌは最後までファントムを愛していたし、
もちろんキャリエールの愛情もあったし、
そんな愛情につつまれて息をひきとるファントムは
もしかしたら最後の瞬間は幸せだったのかなぁと。
ということで、なんだかとても後味がいい(少なくとも地下鉄で
号泣して帰らなくてもいい)お話だったと思います。
1つだけ不満をあげるとすると、伯爵ってなんだったのかしら?
せっかく安蘭けいさんを使っているのに歌とかも少なかったし、
さやあてにもまったくなってなかったし、なんとなく軽い人になってたし
(最後は一途にクリスティーヌを想っていたと想いますが)
うむむ?ま、こういうお話といえばそうなのですが。
お話としてはすごくよかったと思うのです。
単にトーコちゃんファンとしてもったいないなぁってだけで。(笑)
ま、和央さんがかっこよかったのでよしとしましょう。
(一番はやっぱり和央さんなので♪)
いつもはバックにいる背の高い若い方々にも目がいきますが、
今日の舞台はもう和央さんオンリーでした。
ものすごく目をひきます。
ファントムも若くて人間的な設定だったし。
この話、主役はファントムとクリスティーヌじゃなくて、
ファントムとキャリエールさんだったのかなぁと思ったりも
します。
すいません、観てない方にはなんのこっちゃな感想になってしまいましたが、
あらすじ等の詳しくは宝塚の宙組公演のホームページで!(笑)