帝劇のミスサイゴン、観て参りました!
10年ぶりの再演だそうで、実は私は初演のときも縁あって
観ていたりするのですが、どんな構成かすっかり忘れていて
初心に返ってみておりました。
(あとで、初演のプログラムと、再演のプログラムを比べて
面白かったですが。市村さんとか、石井一孝さんとか(アンサンブルに
いらしたのですね)。ちなみに、石井さんのとなりには
石川禅さんがいらっしゃいましたが。←エリザつながり)
私がみたバージョンは
エンジニア:市村さん
キム:松たかこさん
クリス:井上芳雄さん
ジョン:坂元健児さん
エレン:ANZAさん
トゥイ:泉見さん
ジジ:高島みほさん
でした。
結構豪華だと思うんですが。自分的には、一番見てみたい組み合わせでした。
もう、幕があがってすぐから泣きっぱなし?!
なんで幸せな場面でうるうるしてるの?>私 な状態でしたが。
どこが一番、というのは追記に書くとして
やはりこのミュージカルはすばらしいなぁと思いました。
同時に、ベトナム戦争を題材にしているので、
今の情勢(イラクとかアフガニスタンとか)とちょっと重ねて考えてしまう
こともあって、本当に戦争は悲しくてせつなくて苦しい、つらいものだと
思いました。
ミュージカル的には、市村エンジニアが絶品です!
松さんもオーラを感じました。
井上さんはクリス役にぴったりな感じ。
個人的にはトゥイにも今回ちょっと感情移入してしまいました。
装置も豪華で、舞台がびっくりですね。
さすが、東宝!と思いました。
ヘリコプターも、ホーチミン像もキャデラックも健在。
歌ももともといい曲が多いし、ほんと、いい舞台でした。
チケット、なかなかとれないけれど、もっと見たいな〜とか
今回のキャストでまたCDを出してほしい〜とか
いろいろ思いました。
(エリザも再演バージョンで出してくれないかなぁ)
ということで、以下、ネタバレあり感想は続きに書きます。
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ということで、以下、ネタバレありです。
読みたくない方はスクロールしないでください。
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ということで。
もうちょっとネタバレマニアック感想を書きます。
私はもともと涙もろいんですが、
今回、1幕から泣きまくりでした。
幸せな場面もこのあとのことがちょっとよぎっちゃったのか、
少しウルウルしてしまいましたが、
やはり、トゥイの死の場面で堤防決壊でしたね。
もちろん、これで罪を背負ってしまうキム、殺してしまって
はっと我に返り「いやーーーーーーーー」と叫ぶキムの
姿にも涙、なのですが。今回のトゥイ、なんだか悪い人に
見えなくて。ただ、不器用だっただけなのに、キムが好きで
振り向いてほしかっただけなのに、振り向いてもらえず……
というように見えてしまって。(なんかファントムっぽい?)
その報われなさ、そしてキムに殺されてしまうというところが
なんだか悲しくて、泣いてしまったのでした。
そのあとの、命をあげるよの歌の場面もすごくじーんと
きました。クリスとであったときには、本当に少女だったのに
母として強く成長した感じがすごく感じられて。
タムに対する愛情と、決意がすごく感じられました。
松さんの歌い方ともすごくマッチしていたと思います。
高音が若干弱いのですが、裏返る前までの音域の
松さんの声量と迫力が、すごく活きていました。
少女のころと、母になってからのキムの違いが歌(歌い方)
でもよくわかったし。何より、松さん自身のオーラが
それにさらに迫力を加えていたと思っています。
次は、やはりヘリコプターのシーンですかね〜。
あのとき、最後の最後に必死に金網にへばりつきながら
キムをさがすクリスの姿に堤防決壊。
本当に井上版クリスは、ぴったりでしたね。
人がよさそうで情熱をもっていて、でもちょっと弱くて。
歌ももちろん絶品です〜。
でも、この場面のクリス、本当によかったです。
最後、ヘリから叫ぶところも胸に迫りました。
ちなみに、アメリカでの場面やバンコクにきてからのエレンとの
場面などが、なんか初演のときと印象がちょっと違いました。
井上版クリスではその弱さがよくわかる(というか、弱さゆえに
こうなっちゃったのね〜となんだか納得できる)のです。
クリスという人物の評価はさがりましたが、話としては
より納得できる感じでした。
そして、もちろんキムの死も涙、涙。
その直前のキムとエレンの対決シーンもすごく迫力があって。
キムの方が、燃え立つようでエレンを圧倒してる感じがあって。
そこからキムが決意を固めていって、最後につながると思うと
キムの想いもとても悲しいです。
お話としては、クリスと話してから決めればよかったのにと思わなくも
なかったのですが、舞台を見て、これはクリスにあったらきっと
キムのその燃えるような決意がゆらぐだろうし、
話してからでは効果はなくて、やっぱり会う直前のこのときに
すべてが最高潮にたっして、そうなるしかなかったんだろうなぁと
納得しました。
本当に悲しい話です。その後、タムが幸せになってくれるといいと
思ってしまいました。最後、クリスとキムが中心にいる一方、
エレンが葛藤したあとタムを受け入れたというようなお芝居が
すみの方でされていて、このあとタムはちゃんと受け入れられたんだなと
思いました。
さて、この筋だとエンジニアについて全然かけないんですけど、
市村エンジニアはすごかったです!
踊りに切れがあるし、市村さんは役によって、動きや演技はもちろん、
歌い方も変えていらっしゃるんだろうなということがよくわかりました。
(前回のモーツァールトのときのお父さん役のときは全然違う
印象でしたから)
エンジニアのギラギラした感じ、お茶目な感じ、するりするりとかわしながら
生きていく感じ、ずるいところ、などなど。
本当に主役、ですねぇ、この役は。
(エンジニアとキムの話なのかな、ミスサイゴンは。)
ということで、非常にエンジョイいたしました。
音楽もすばらしいし、カーテンコールが5回ぐらいあったし。
また機会があったらみたいと思うミュージカルでした。
今日のは情報ではなくて、ただのつぶやきです。
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宙組のファントムを観劇してから数日たちましたが、
まだ興奮さめやらず……
頭の中には、ぐるぐると、オープニングの曲「僕の悲劇をきいてくれ」と
ファントムとクリスティーヌの歌「You are music」(だったかしら?)
が回り続けています。
こんなに残るのは久しぶりかも。
ミー&マイガール、エリザベート以来かもしれません。
ううう、他の曲が聴けない。(苦笑)
いっそライブ版CDも買って聞こうかしら?!
あらためて、和央さんのファントムと、樹里さんのキャリエールよかったなぁと
思いつつ。気になって、検索かけて感想とかみちゃったり、
すでに観劇した人に電話をかけてみたり。(Yuminさん、おつきあいありがとう。笑)
まだまだ興奮さめやらぬ感じです。
ちなみに、次のミュージカル観劇予定は、帝劇のミスサイゴン♪
こちらも、初演をたまたまご縁があって見ることができたのですが、
再演を見るのが楽しみ。
井上版クリス、松たかこ版キム、そして市村版エンジニア予定でございます。
たぶん、これを見るまではファントムの歌が鳴り響いているでしょう。(笑)
すみません、全然興奮がおさまらない感じなので、とりあえずつぶやいてみました。(笑)
ついに本領(?)発揮、宝塚の公演を見てまいりました。
今回は宙組公演です。
もう感動の嵐です。
このファントムは有名なオペラ座の怪人をモチーフにしていますが、
あの有名なミュージカルではなくて、原作をベースにした別の
アメリカのミュージカルの方です。(怪人が人間バージョン)
でも、今まで見た中で、一番後味のいい(?)ものでした。
もちろん泣きましたが。
(何せロンドンのオペ怪の時には2時間号泣した私です)
宝塚のいいところはおわったあとにミニショーがあって
明るい気持ちで帰れるところです♪
主役の和央ようかさんはほんとにすばらしかったですし、
みんな歌がうまかったのでききごたえあったし、音楽も
すてきなものが多くて大感激でした。
これは間違いなく傑作に数えられる作品になるでしょう。
以下ネタばれありなので、追記の方に書きます。(笑)
あ、興味をもたれた方は、ぜひ宝塚の宙組公演のホームページをごらんくださいませ。そこからさらに詳しい情報にもいけます。
長髪のすてきなファントムの写真に出会えます♪
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ということで、ネタばれあり感想(多少マニアック)です。
ネタばれがいやな方はもどってください。
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ということで。感想。(というか叫び??)
もう、ほんとすばらしいです。いままでずっとずっと和央さんを生かしてくれる
演目をまっていましたが、間違いなく、彼女の代表作に数えられるすばらしい
舞台だと思います。歌も踊りもすばらしい!長髪のファントムがかっこいい!!!
仮面もすてきだし、その長髪で踊られるとすごくすてきです!
もちろん花ふささんも歌がうまいし、前支配人役のキャリエールの樹里さん!
もうすてきです〜〜〜〜〜〜!!!
このファントムは、いわゆるファントムが人バージョンですが、
なんか後味が違うのは、クリスティーヌが伯爵に心変わりをしないというのと、
キャリエールとの関係性だと思います。
このファントムは最後まで愛されてるし、愛されたまま死んでいくので……
精神的にはすごく救いのあるお話だと思いました。
そういう意味では、伯爵ってなんだったんだろうって思うのですが……
それでも、泣いてしまう場面は、
心が通いあったはずのクリスティーヌがファントムの顔を見た場面。
あんなに幸せそうだったファントムを一瞬にして絶望に突き落としてしまう
ところがもう号泣場面でした。(私はファントムになぜかすごく肩入れしちゃうのです)
それまでの葛藤を越えて仮面をとったのにあんまりです。
その後のファントムの叫びがすごくすごく悲しかったです。
もう1つは、キャリエールとファントムの銀橋で語り合う場面。
二人の歌とやりとりとがもう涙、涙なのです。
何もいわなくてもわかりあっていた二人。
この場面があるから、ラストがまた余計に悲しいけれども
救いがある感じなのかなぁと思いました。
クリスティーヌは最後までファントムを愛していたし、
もちろんキャリエールの愛情もあったし、
そんな愛情につつまれて息をひきとるファントムは
もしかしたら最後の瞬間は幸せだったのかなぁと。
ということで、なんだかとても後味がいい(少なくとも地下鉄で
号泣して帰らなくてもいい)お話だったと思います。
1つだけ不満をあげるとすると、伯爵ってなんだったのかしら?
せっかく安蘭けいさんを使っているのに歌とかも少なかったし、
さやあてにもまったくなってなかったし、なんとなく軽い人になってたし
(最後は一途にクリスティーヌを想っていたと想いますが)
うむむ?ま、こういうお話といえばそうなのですが。
お話としてはすごくよかったと思うのです。
単にトーコちゃんファンとしてもったいないなぁってだけで。(笑)
ま、和央さんがかっこよかったのでよしとしましょう。
(一番はやっぱり和央さんなので♪)
いつもはバックにいる背の高い若い方々にも目がいきますが、
今日の舞台はもう和央さんオンリーでした。
ものすごく目をひきます。
ファントムも若くて人間的な設定だったし。
この話、主役はファントムとクリスティーヌじゃなくて、
ファントムとキャリエールさんだったのかなぁと思ったりも
します。
すいません、観てない方にはなんのこっちゃな感想になってしまいましたが、
あらすじ等の詳しくは宝塚の宙組公演のホームページで!(笑)