ということで、製作ができるといよいよ仕上げです。
1つ1つ作ってきたものを並べてあわせこんでいきます。
小物や家具の配置などを決めて、
物の量のバランス、色や大きさのバランスなどをチェック。
もう少し使い込んだふうにしたほうがいいか、などをチェックしていきます。
(もちろん、途中でちょこっとならべてみて、そこからさらに
インスパイアされて作る、というのもありますが)
この最後の配置をきめて、しあげていくところが本当に楽しい。
1つ1つはいまいちかな〜と思ってるものでも、並べてみると
あ、いいじゃん、という自画自賛モードに。(笑)
二人で作ってる場合はとくに相手が作ってる分っていうのがあるので
ますます自画自賛モード。
ちなみに、The au Laitの場合、最初の構想は一緒にやるんですけど
そのあとはばらばらに作ってきて、あわせていく、という方法をとっていますが、
不思議と私とひぐやんちゃんとでイメージするものや雰囲気が一緒で、
あわせたときにマッチするものができています。う〜ん、不思議!
(もちろん、途中でFAXやメールのやりとりもしますが)
そして、即売の場合は接着を行って、作品としてしあげます。
CDジャケットの場合は、動かす可能性があったので、接着しないで納品。
(そのほうが遊べて楽しいというのもありますが)
そしてまた、イメージを1つ形にしていく、ということができるのでした。
(ちなみに、今現在、製作中で、まだ仕上げ段階までいってませ〜ん。)
というわけで。材料を買出しにいったら製作です。
(現在そのフェイズということなんですが)
だいたい、外側から小物へという順番で作っていくことが多いです。
ボックスを組み立て、壁を作ったり、床を作ったり……
家具も、切る→組み立てる→色ぬり→しあげ(汚しとか)
という順番でひたすらもくもくと作っていきます。
途中、新しいやり方の場合は、ちょっとはじっこで試してみたり、
やってみたけどいまいちだったらやり方を変えてみたり、
試行錯誤もはさみつつ。
全体とのイメージを見ながら作っていきます。途中でちょっと並べてみたりして、
色の感じや大きさ、つまり具合(?)などをチェック。
足りないものがあったりしたらまたリストアップして
作っていく、という感じです。
これで、1つずつ作っていったものをあわせて飾っていくところが楽しかったりして。
物を増やしたり減らしたりしながら、仕上げ編へ。
ということで、自己流ミニチュア作り、材料をそろえる編、です。
いや、わざわざ別項目にしなくてもいいのかもしれませんが。(笑)
前回の設計編で寸法を出したので、何がどれぐらい必要かがだいたいわかります。
それと自分の材料のストックと比べて、足りなそうなものを買出しにいきます。
それとは別に、特殊な材料や試してみないとわからないものというのも
探しにいきます。こういうものを作りたいんだけど、うまくあう材料あるかな〜みたいな。
ふだんから材料はチェックはしていますが、こういう、実際に作るときにやはり
開拓される材料も多いです。
たいていの材料は東急ハンズやDoitで、布はキンカ堂、オカダヤ、ホビーラホビーレ、
ユザワヤ、コットンフィールドあたりで調達します。紙は世界堂か伊東屋が多いですね。
(布はふだんから集めていますが。笑)
大物(外側の箱とか)は、最近はハンズやDoitで加工してもらうことも多いです。
非常にきれいに切ってもらえるので、仕上がりもきれいになるし。
量が多いときや、板が厚いときなどなど、こういうサービスを利用するととても便利です。
切ってもらったり穴をあける(窓などの)作業なんかはお願いしてしまいます。
(家具などは自分で切ります。あくまで大物だけです〜)
ひのき棒を買い込み、壁紙素材や接着剤、新しい素材等を見たり買ったりして
ひとまず一通りの材料をそろえてから、次の実際に作る編に突入です。
(実は今の段階はここまで。非常にやばいです。週末はエンジン全開です〜苦笑)
自己流ミニチュア作り、構想編の次は設計編です。
実は、ここも人によって違う(っていうか、そもそも、こんな手順、人によってみんな違うと思いますが)
とは思うのですが、私の場合は、構想が固まると次は寸法出し、という作業をします。
まず、大体の縮尺を決めます。1/12にするか、1/24にするか、というのを決めて。
その縮尺を元に、外箱、家具類、内装の部品等々、おおまかなものをすべて寸法を
決めていきます。寸法を出す手順としては、
本物を計測→縮尺にしたがって計算→調整
という感じになります。
たとえば、椅子なら座面の高さとか、大きさとかせもたれのサイズとか、
実際の実寸のものを見ながらバランスを決めていきます。
デザインなどもオリジナルで作っているので、紙の上のスケッチを形にしていく感じですね。
そして、調整というのは、私は主に家具などの材料にひのき棒を使っています。
これはいろんな太さ、厚みのものがあるのですが、それでだいたい決まっている幅とかが
あります。それになるべくあうようならば、それにあわせてしまう、ということです。
ただし、絶対に無理なこともあるので、そういう場合は自分で切り出したりしますが。
この調整のバランスが大丈夫かどうかは、逆に縮尺分かけて実寸にして考えます。
こうやっていったりきたり計算をしながら、サイズを決めていきます。(笑)
(こういう作業は好き嫌いですが、バランスをちゃんとしっかりするために
私には必要な作業なのです…… 適当、というのはすごく難しいので)
同時に、材料をそろえるために、デザインした家具を展開して、細かいサイズを出していきます。
たとえば、戸棚ならば、とびらと外側の箱の部分と棚板とそれをささえる棒の部分と……
という感じで分解していきます。
外側の箱も同様です。
この分解の際に、なんとなく材料の種類や作り方の目星をつけながら進めます。
(あくまでも目星で、やってみないとしっくりくるかわからないものも多いので、
実際にはやりながら決定されるものも多いです)
そこまでできると、次は材料をそろえる編にいきます。
久々の更新になってしまいました。
CDジャケットの感動もさることながら、(いや、ほんと、形になると感動しますねぇ。
しかも随所に使っていただき、本当に感激。ありがとうございます>さくらさん♪)
次の締め切りが近づいてきている今日このごろ。
なんとなくそれにあわせて(?)、自己流ミニチュア作りの手順を少々。
(といっても、実際に何か作れるようになるHowToではありません。笑)
さて、一番最初は、なんといってもどんなミニチュアを作ろうかな〜という構想から入ります。
The au Laitの場合はひぐやんちゃんと相談したりしながら(というかいろいろおしゃべりしながら)
決まっていきますが。
イベントなどのときは、だいたいテーマを決めて、それを表現するようなものはどんなのが
あるかなぁ〜と考え始める感じ。
例えば、お茶をしているシーンとか、おおまかにどんなシーン、あるいはどんな小物かということを
決めていきます。ラフスケッチをしたりしつつ……そのときに、飾り方とかも考えます。(外箱にあたる
ものですね。例えばお茶日和の缶型のボックスとか)そういうところも含めて構想を練る、という
感じ。
インスパイアされるために、いろいろ本や洋書をぱらぱらしてみたり、
とりためている写真をみてみたり。
そのうちにだんだんと具体的な形が見えてきます。(というか、思いついてきます)
(もちろん、作りながら見えてくるものや最後の調整もあるので、100%ここで決めるわけでは
ありません)
実は、ミニチュアはここにかなりの時間がかかります。(おそらくどんなクリエイティブなものでも同じかとは思いますが) どういうものにするか、というのを考えると1/3ぐらいの作業が終わる感じ?
エンジンがかかる、というか。(笑)
そうして、構想が固まってくると、次は設計編に入ります。