自己流ミニチュア作り、構想編の次は設計編です。
実は、ここも人によって違う(っていうか、そもそも、こんな手順、人によってみんな違うと思いますが)
とは思うのですが、私の場合は、構想が固まると次は寸法出し、という作業をします。
まず、大体の縮尺を決めます。1/12にするか、1/24にするか、というのを決めて。
その縮尺を元に、外箱、家具類、内装の部品等々、おおまかなものをすべて寸法を
決めていきます。寸法を出す手順としては、
本物を計測→縮尺にしたがって計算→調整
という感じになります。
たとえば、椅子なら座面の高さとか、大きさとかせもたれのサイズとか、
実際の実寸のものを見ながらバランスを決めていきます。
デザインなどもオリジナルで作っているので、紙の上のスケッチを形にしていく感じですね。
そして、調整というのは、私は主に家具などの材料にひのき棒を使っています。
これはいろんな太さ、厚みのものがあるのですが、それでだいたい決まっている幅とかが
あります。それになるべくあうようならば、それにあわせてしまう、ということです。
ただし、絶対に無理なこともあるので、そういう場合は自分で切り出したりしますが。
この調整のバランスが大丈夫かどうかは、逆に縮尺分かけて実寸にして考えます。
こうやっていったりきたり計算をしながら、サイズを決めていきます。(笑)
(こういう作業は好き嫌いですが、バランスをちゃんとしっかりするために
私には必要な作業なのです…… 適当、というのはすごく難しいので)
同時に、材料をそろえるために、デザインした家具を展開して、細かいサイズを出していきます。
たとえば、戸棚ならば、とびらと外側の箱の部分と棚板とそれをささえる棒の部分と……
という感じで分解していきます。
外側の箱も同様です。
この分解の際に、なんとなく材料の種類や作り方の目星をつけながら進めます。
(あくまでも目星で、やってみないとしっくりくるかわからないものも多いので、
実際にはやりながら決定されるものも多いです)
そこまでできると、次は材料をそろえる編にいきます。
投稿者 satsuki : 2004年07月09日 11:52 | トラックバック