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2005年02月22日

[Essay] スカンジナビアノスタルジアを読んでいます。

下でも紹介している、柳沢小実さんの新刊。
すごくすてきな装丁、写真と文章の間とかがいいです。

まだ途中までよんだのですが、北欧ものとの出会い(おうちに昔あったらしいです)
と、今回の旅に関して、というところからはじまって、実際に、デンマーク(コペンとオーデンセ)、
スウェーデン(スコットランド?)、フィンランド(ヘルシンキ?)をまわるというように
続いています。

なんと、タリンにいってくるという話もあったりして、懐かしい!
ヘルシンキからほんとに近いんですよね、エストニアのタリン。
古い街並みが本当にかわいいこじんまりした街でした。
(実際のタリンの新市街はとっても大きそうでした。ビルもいっぱいたっていて
新しく首都になった!という感じがしました。)
青い空、石畳、ロシア正教会と普通の教会と議会の微妙な関係、
気持ちのいい広場、本屋さんやおみやげものやさん、布物屋さんや
木のカトラリー…… 次々と思い出しました。

あと、写真とお茶の話も共感!
私、写真はものすごいとってしまうんですけど、柳沢さんの「愛情をこめた瞬間を
切りとって焼き付ける」というような表現がすごくしっくりきました。
本当に、その旅をしていて、その瞬間のその空気を感じるのはそのときの自分しかなくて。
一期一会なんですよね。「あっ すてき!」とか「あ、この感じ!」というのを切り取って
その画面にとっておきたくていっぱいシャッターをきってしまいます。

あと、いつもぶらぶらしてお茶をする、というくだりもうんうんとうなづきました。
なんとなく、その街でお茶をするっていうのがそこの空気を感じることのような
気がしています。歩くだけじゃなくて、そこに腰をおろして、ふっとまわりをみわたして
風を感じる……というのがいいなぁ、と。

ただ1つ、違うのが、荷物。柳沢さんはコンパクトらしい。うらやましい!
なぜだか(?)私は荷物が非常に多くなってしまっていけない人なんですよね。
かといって使わないものをもっていってるわけではないのですが。
やっぱりフィルムとかが多いのかな〜。(重いしね。)

最後まで読むのが楽しみ!

投稿者 satsuki : 2005年02月22日 15:43 | トラックバック