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2004年08月27日

[Novel] Think・Borero(クラフトエヴィング商会)

今回は新刊情報ではありません。私の好きな本の紹介です〜

天然生活について下でかきましたが、天然生活の「本と暮らす」
という特集で、どなたかが、この「Think」と「Borero」の2冊を
好きな本にあげていらっしゃいました。

私もこの2冊、大好きなんです!
クラフトエヴィング商会さんの本(それぞればらばらの名義のものも
吉田音さん名義のものも含めて)はどれも好きなんですが、
もっとも好きなのがこの本。

すごくおもしろくて、それぞれ、短編の小説がいくつか入ってるのですが
それぞれが読んでいくと関係性をもっていて、最後までよむと
関係がわかる、というもの。
とまらなくてずっと読んでしまいました。
黒猫とその飼い主であるおんちゃんが主人公なのですが、
そこに探偵さんや、黒猫が持ち帰ってくる断片的なものからの
想像が絡み、黒猫が遊びにいった先での話しもおりこまれていく
のです。Thinkの続編がBoreroなんですが、どちらもおもしろいですよ〜!

ちなみに、吉田篤弘さん名義の小説
「針がとぶ」「つむじ風食堂の夜」「フィンガーボールの話の続き」
も似た趣きがあり、最後まで読むとそれぞれの話が
つながっておもしろいです。特に針がとぶ、がお気に入りです。
さらにさらに、これらの登場人物たちが微妙に本をこえて
関係があったり、出てくるアイテムに関係があったり。

最新刊の「机の上のファーブル」もおもしろかったです。
本、という感じではないんですが、おもしろいものが
ちょこちょこと詰まっている感じ。
対談あり、小さな小説あり、不思議な広告あり。
雑誌?ムック?幕の内弁当?
クラフトエヴィング商会さんの魅力がつまった本です。

クラフトエヴィング商会さんの次の本が楽しみです♪
(吉田音さん名義の本の続き、出ないかな〜??)

投稿者 satsuki : 2004年08月27日 18:35 | トラックバック