主人公の一人であり、メインの語り手である祖父エドワード。彼の書斎には幻想文学や暗黒文学のコーナーがある。
・・・言語設定を英語にすると具体的にどんな本があるかがわかる。そこにはラヴクラフトの本が並んでいた。エドワードはどのような気持ちでそれらの本を読んだのだろうか?
エターナルダークネスのストーリーの元になったと思われるクトゥルフ神話。人類誕生前太古の地球における古代種族の繁栄、復活を狙う強大な力を持った存在、それらを召喚しようとする秘密結社、そして何も知らなかった人間の苦悩と絶望と恐怖の戦い・・・このはシリコンナイツ社のエターナルダークネスの紹介ページのイントロダクションと大枠で対応をとることができる。
エターナルダークネスのエンシャントはクトゥルフ旧支配者(もしくは外なる神)と読みかえることが出来る。エターナルダークネスの書についてはネクロノミコンと一部対応がとれる(人皮装丁の禁断の本)が、人類誕生前、時のはじまり以前の書ともいわれるあたりはあてはまらない。(ネクロノミコンは8世紀の作といわれる)
エターナルダークネスのエンシャントが3属性(肉体、精神、魔力)の三つ巴なのは、ダーレスによる旧支配者の四元素への割り当てと関連が考えられる。またエターナルダークネスにおけるグレートエンシャント「マントロク」とエンシャントの戦いは旧神と旧支配者の戦いを連想させる。しかしながらマントロク自体は善なる旧神というよりは知恵を持つアザトースのようにも思える。
直接同じ神の名前を使っているということはないが、クトゥルフ神話とエターナルダークネスは深い部分…人知を超えた宇宙的恐怖という部分でつながりがあるといえるのではないだろうか。